僕のはじまり-⑦
何が聞きたい?
どう答えて欲しい?
新年を迎えるにあたりこんなオイラでも一年を振り返り、
新しい一年の展望を考えたりする。
年末の「忘年会」は「望年会」と文字を変えて
年明け「新年会」は「信念会」と意味を変えて
そんな事を思いながらの年末年始に思い出したこと…。
今から思えばその裏にある恣意的な係長の作戦なんて
いとも簡単に見透かせられたのに。
22年前。
国内製薬会社の営業マン。
社会人として1年が経過して“何となく”仕事が解かって来たような時期。
少し緊張の糸が緩む頃。
当時の会社は数字にとても厳しくて目標達成への執着は
とても厳格だった。
何が何でも数字は詰めて来い!(何をやっても)
目標が達成出来るまで会社に来るな!…の世界。
そんな折、担当地区を変更されて目標と実績にかなり大きな
ギャップのあるところをを担当させられた。
「君ならこの地区をきっと盛り返してくれると思う。」
「期待しているからな。頼んだぞ。」
でも、数ヶ月たっても実績の上向き傾向は見られなかった。
(それなりに頑張っていたんだけどね)
会社で係長が言い放った
「おい、部長が部長室でお前を呼んでいるぞ!」
-軽くエキサイトする予感-
「失礼します」部長室に入り部長の前に出た。
部長は静かに私を見て
「最近、なかなか数字に成果が現れていないようだね。
やっぱり、あのエリアは厳しいか?」と口を開いた。
「色々と努力をしているのですが…。」
「うむ。そうか。」
「………のか?」
?何か聞えたような気がした
「……あるのか?」
?声のするほうをチラリと見てみると、ついて来た
係長が何かを言っている
「お前は仕事を真剣にやる気があるのか?」
?なぜ、係長はこのような事を口にする?
(おおおお!ここで、それを言うか!)(ちくしょう!)
かなりカチンときた私は「やる気はありますよ。真剣にやっています!」
「じゃあ、どうして数字が悪いんだ!?説明してみろ!」
「それはですね… … 」と、現状を説明し今後の展開を
私なりに説明した。
それを聞き終えた係長が更に一言
「お前の言い訳を聞きたいんじゃないんだよ!」と怒鳴った。
オイラ
「え~っ!今のは言い訳じゃ無くて現状報告って言うんだ!」
「これを“言い訳”と言うのなら何を説明して欲しいんだ!」
と、頭の中に血を登らせながら思いながら「はァ」と元気なく
答えるしかなかった。
何が聞きたい?
どう答えて欲しい?
こっちが聞きたい。
また、係長と私の関係はおかしくなった。(笑)
「去年の出来なかったこと」を思い出しているうちに
「出来なかった理由」を考えているうちに
「これからどうする」を模索しているうちに
こんなエピソードを不意に思い出した。
言い訳?弁解?弁明?釈明?
いいえ、分析による問題抽出と課題発見である!
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