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ぼくのはじまり 26

ぼくのはじまり 26

~ほら だいじょうぶ~

昔々の話だよ。

今、46歳の私が28歳のころ。
北海道のとある地方都市にて・・・

病院の駐車場で/夕方で 

大手製薬会社の若い営業マン(MR)と会った。

「ああ、正太郎さん。 いいところで会えました。 
今晩、これから時間ありますか?」
「今日はこれで終わりだけど...」

「僕に接待をさせてください!」
「はあ?」

「今日、僕、7:00から△△病院の○○先生をはじめて接待するんです。
上司が勝手に話を決めてしまいました。
不慣れで...。 何を話していいかわからないんです。 
ああああ、緊張しています!
7:20分ごろに、偶然を装ってひとりでふらりと店に来てくれませんか。
私が気付いて、正太郎さんを仲間に入れますので! お願いします!」

○○先生なら私もかなり親しい間柄である。
その営業マンはまだ入社して間もないがなんだかんだと私に寄ってきてくれる。

そんなに言うなら...と、とりあえず「気が向いたらね」と軽く返事。

「お願いしますよ! 待っていますよ! 一度だけエ~っ!」という悲鳴にも
似た声を背中に私はホテルへ戻った。

時間は8:30
店にふらりと顔を出してあげた 約束の1時間10分遅れで!

彼は私を見つけるなり
「もう!」という顔をしていたが、そこはもう十分に場は和み、
彼は先生と楽しそうに談笑していた。


 ほらね。
 そんなもんでしょ?


 合流してその後は楽しく語り合ったのである。


(2009年01月22日)

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