今年も雪祭りの季節になりました。
仕事の通りすがりに大通り会場を見ていると、訪れる人は国際色豊か。特に、アジアからの観光客が随分増えたような気がします。
地元に暮らしていると、もう飽きてしまっているイベントですが、雪のない土地から来る方々には、雪像のスケールと精巧さにとても驚くでしょう。
かつて広告の仕事をしていたとき、毎年、雪像撮影の立会いをしていました。
雪祭りが開催する前日くらいから、雪像が一番きれいな時を狙って、早朝から撮影をします。
まだ真っ暗な朝方、数人のカメラマンが大雪像の前で三脚を立て撮影をスタンバイします。
早朝に撮影するのは、街灯やネオン、車のライトが少ないので、より綺麗な写真を撮ることができるからです。
空の色が刻々と明るくなってゆくにつれ、暗闇の中から大雪像が浮かび上がってきます。
カメラマンは1分ごとにシャッターを切って行きます。
カラダの芯まで凍える撮影ですが、早朝の澄んだ空気の中で、それは見事に美しい風景でした。
カメラもデジタルになり修正も簡単になった現在、そのようなアナログな写真撮影が今でも行われているかどうかわかりません。
しかし、「ごまかすことの出来ない一瞬の美しさ」を目の当たりにすることができた貴重な経験だったと、今にして思います。
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