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褒められもせず苦にもされず

「高速道路」と「けもの道」

行政書士の業務はとても範囲が広く、一般的には気が付いていないニーズもまだまだ存在します。

先日、クライアント社長から久しぶりに連絡をいただきました。
「ワタナベさんに頼んでいいシゴトなのかどうか、よくわからないんだけど…、相談したいことがあって」
「了解です。すぐに伺います!」

話しを伺ってみると、北海道庁が平成18年度から毎年行っている単年度事業に応募してみたい、といった内容の相談でした。
ただ、詳細が全くわからないので僕に連絡をいただいたのです。
不勉強ながら、名前程度しか当該事業のことを知らずにいました。
もちろん、官公庁に提出する書類になるので行政書士の業務範囲。
おそらく誰もまだやっていない業務でしょう。

一般的な許認可業務ももちろん簡単な仕事ではないのですが、僕はどちらかというと、「過去の書式やパターンが存在しない仕事」が好きです。今回の依頼も、1から10まで、依頼人と二人三脚で進行してゆくことになるでしょう。

ベストセラー『ウエブ進化論』の著者・梅田望夫が、近著『ウエブ時代をゆく』の中で、<高速道路か、けもの道か>という表現をしています。
インターネットの発達で、これまで知りえなかった知識などを誰でも簡単に早く得ることが出来る。ただ、その「高速道路」を抜けた後は大渋滞が待っていると。
渋滞を我慢してすり抜けるか、道路を降りて、まだ誰も歩いていない「けもの道」をゆくか、その選択が必要な時代になると…。

士業もまさに、高速道路の時代。ある程度までは、ネットで誰でも調べることができます。
高速道路を抜ける「スキルの向上」が必要なのはもちろんですが、いくつかのけもの道を切り拓いてゆくのも、自分にとっては楽しい作業です。


(2008年01月31日)

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