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褒められもせず苦にもされず

行政書士試験の日に

先日11月11日は、本年度の「行政書士試験」の日でした。
例年、試験監督員として、札幌会場に詰めています。
今年も2000人弱の受験生が、緊張の面持ちで会場入りしました。

僕もかつて、同じ思いで試験を受けに来た日のことをありありと思い出します。
どの教室のどの机で試験と受けたか、その時の試験監督は誰だったかまで、よく覚えています。

ここ数年、監督員としての僕の担当はハンディキャップのある方の教室です。
脚を痛めていて階段がきつい方。退院したばかりの方。弱視のため電気スタンドを持ち込んで試験を受ける方などなど、事情は様々です。
ハンディキャップがある方の部屋とはいえ、「1階部屋で救護所が近い」と言う以外、他の人と条件は全く同じです。それゆえ、ハンデがあっても、一般の方と同じ教室で試験を受けることを希望する方もいます。

資格を取ったからといって、いきなり未来が開けるわけではありません。それはどんな資格であっても、また、ハンディキャップのあるなしに関わらず、同じだと思います。
それでも、どんな状況の中にあっても黙々と試験問題に立ち向かう受験生の姿勢を見ていると、ココロの背筋が伸びる思いがします。

試験終了後、監督員は心から「お疲れ様でした」と受験生を送り出し、「どうもありがとうございました」と笑顔で返してくれる。この部屋だからこその風景かもしれません。


(2007年11月15日)

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