記録の確認のため、社会保険庁から帰ってきたTさんが、カンカンに怒って帰ってきました。某許認可申請のため、過去に努めていた会社の常勤の記録が必要になったので、社会保険庁に行ってきてもらったのです。
「ワタナベさん、聞いてくださいよ。僕の記録、何年も抜けてるんですよ!」
「えっ?!どうしてですか?Tさんキチンした会社にお勤めでしたよね?」
「そうなんですけど、数年間、僕、女性になってるんです…」
Tさんのお名前は、確かに音だけ聞くと、男性女性どちらもある名前です。どういう経緯かわかりませんが、一時期女性で記録されていたわけです。
「しかも、記録を確認して訂正するのに4週間かかるって言うんです…」
「4週間かあ、それは困ったなー」
予定していた許認可申請にはどうやら間に合いそうもありません。
Tさんと話しあった結果、代わりに他の書類を提出することになりました。
ようやく怒りが収まったTさん。
「報道ではいろいろと聞いていたけど、まさか自分の記録が抜けてたなんて、びっくりでした。でも、この機会に判ってよかったです。 怪我の功名みたいなもんですね」
と笑っていました。
笑い事ではないんですけどね。
でも、偶然ですが今のうちに判明して良かったと思います。ちょっと珍しい展開でした。
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