「夕張夫妻」という夕張市のPRキャラクターが、カンヌ広告祭でグランプリを受賞しました。そのキャッチコピーは「金はないけど愛はある」と謳っています。夕張市ではこのキャラクターをお土産の包装紙などに使っているとのこと。「負債」を「夫妻」に置き換え、苦境を逆手にとるという発想が見事です。
「夕張夫妻」のウエブサイトをみると、思わず微笑んでしまうような、楽しさがあります。
このキャラクターは東京のクリエイティブディレクターが制作したものですが、北海道のクリエイターでは制作できなかっただろうと思います。クリエイターの能力が劣るということではなく、視野の広さの違いです。北海道、夕張という地域を、遠くから見る、あるいは俯瞰で見ているクリエイターだからこその作品だと思います。
数年前、北海道イメージアップキャンペーンに「試される大地」というコピーが使われていました。賛否両論があったコピーでしたが、やはり、北海道という土地を俯瞰で眺めることのできる人でなければ書けない、力強い言霊です。
景気は上向きになりつつあるという報道もありますが、北海道の不況はまだ続くでしょう。これからがさらに厳しいと分析している専門家もいます。
そんな中で、現在の状況を足元ばかりを見るのではなく、「遠くをみる」、「俯瞰からみる」、「別の角度からみる」そんな発想が、すべての業種に当てはまるのではないでしょうか。
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