近年、日本経済の景気の悪化やグローバル化を背景に「知的資産」というキーワードを目にするようになりました。
「知的財産」という言葉はこれまでにもありましたが、「知的資産」はさらに包括的に企業の実力・競争力等を測る材料となるものです。
厳しさを増す経済情勢の中で中小企業が生き残るために「知的資産」経営という考え方が、今後ますます重要になってきます。
では、「知的財産」と「知的資産」はどのような違いがあるのでしょうか。
「知的財産」の定義は諸説ありますが、知的財産基本法によると、
『「知的財産」とは、発明、考案、植物の新品種、意匠、著作物その他の人間の創造的活動により生み出されるもの、商標、商号その他事業に有用な技術上または営業上の情報をいう』とあります。
これに対し、「知的資産」とは、知的財産を一部に含みながらさらに、「経営理念、組織力、人材、顧客とのネットワーク、技術、組織力」など、財務諸表には表れてこない「目に見えにくい経営資源の総称」を指しています。
つまり、知的資産は、従来のバランスシート上に記載されている資産以外の無形の資産でありながら、企業のおける競争力の源泉となるものなのです。
知的資産とは企業価値を生み出す無形の資源であるため、いかに有効に活用するかが経営の鍵となります。自社の知的資産を「維持、管理、強化、改善」し、価値を実現していくことが「知的資産経営」です。
知的資産とはいわば自社の強みです。その強みを活用し業績の向上に結びつけることが、知的資産経営の大きな定義です。
次回は、見えないものを明確にする「知的資産報告書」についてです。
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第67回 「知的資産」経営という考え方
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://spiritlink.80code.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1478
コメントする