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第59回 知的財産と行政書士②

前回のコラムで、検索ロボットの結果は知名度のバロメーターのひとつであると書きました。ここで付け加えなければならないのは、検索ロボットの結果は「ニーズ」と合致しているわけではありません。
つまり、「会社設立 札幌」と検索して多数表示されるHPは、「会社設立商店街」の中で店を開けている数のようなもので、その商店街に人がたくさん歩いているかどうかはまた別です。
あたりまえですよね。

「著作権 札幌」で検索しても同業者のHPが出てこない。そこにはニーズがないと錯覚しがちですが、実は「著作権商店街」には多くの人がいます。つまりニーズはあるのですが、開いている店の数が少ないというだけです。

さらに言えば、どんな商売であれ「ニーズ」を作り出す努力をしています。
士業の傾向として、旧態然とした既存の業務に大挙して押し寄せるばかりで、知的財産権のような「新しい業務」に取り組む姿勢がまだまだ足りません。これは反省すべきと思っています。
多くの企業や業種が生き残りをかけて変容してゆく中で、対応してゆく柔軟な姿勢をもたなければなりません。それは士業が生き残る道でもあるからです。
前回「知的財産業務の能力担保が急務である」と書きましたが、クライアントのためであると同時に、士業サバイバルを鏡に映した姿だと思っています。


(2008年10月16日)

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