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家を調べる1級建築士


住宅診断って云っても、ピントきませんよね。
現在、住宅雑誌「リプラン」に記事を連載していますが、
この時は「住宅診断士」と呼ばれ
道庁の仕事をお手伝いしていると「住宅検査人」と呼ばれます。
家を専門に調べる建築士は今まで、いませんでした。

家を建てた建築会社が問題が発生したら、解決すればよいことだからです。
でもそれが出来ていなかったので「住宅産業はクレーム産業」なんて
不名誉な云われ方をしていました。
家の持ち主にとっては「クレーム」なんて心外ですよね。
ただ、問題が解決して安心して快適に過ごせれば、良いことなのに・・・

建築業界では、何か問題が発生しても、ただ見ただけで
「それはこれが問題だから、こうすれば良い」と簡単に結論を出す風潮があります。
それだけ、建築経験が長いから、経験で解かるんでしょうか?
私も建築は23年、そしてこの住宅診断を8年していますが
私は調査をしないと判りません。

最近はリフォームブームで、それに応じて、トラブルも増発しています。
チョット建築を経験した人が、いかにもプロらしく振舞って工事をする
明らかに詐欺行為を目的として、売り逃げを商売にしている会社
そして、建築には多くの専門職が必要ですが、1つの専門職がその部分だけを工事する
過去の経験だけで判断して、工事をしてしまう。


下の写真は内部の窓に雨水が流れ込んできているものです。
こういう事例は結構多いですが、雨水の流れ出し量が少ないと意外と気付かないものです。
このシミの状態からも、雨水の浸入は1度や2度ではなく、何年も前から継続して
発生していたものと思われます。
ここで心配なのは、木材(柱、梁、土台)の腐れです。これは解体しないと状態は解かりません。

pict-2005_0804画像0006.jpg

この窓の外には入り組んだ屋根が横と上に配置されています。
「雨漏れだがら、屋根だ、屋根の塗装をしよう?」
「窓枠も心配だから、窓周りをコーキングしよう?」
最悪はこの外壁の上に外装材を張ろう・・・・・・・・

これじゃ、直りません。だって全然、原因を調査してないですから。

pict-2005_0804画像0031.jpg

何だって、原因がはっきりしなければ、直りません。
雨漏れは現象です。原因ではありません。
リフォームもしっかり、状況を調べてからでないと、大失敗をしますよ。
くれぐれも慎重に、特に訪問販売は要注意です。



(2008年07月04日)

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