
1955年夕張生まれの純粋などさんこ人
性格はマイペースなB型(血液)で温厚な、かに座
大殺界を抜けたばかりの金星人(-)
建築暦、30年の建築しか知らない、建築大好き人間です。
建築の専門大学を卒業し、現場監督を13年、住宅メーカで10年
その後、「住宅診断」という、当時(今も)はほとんど、知られていない仕事をしようと起業、現在、この事業を始めて、7年目です。
戸建て住宅を主に問題点を調査、追求し、改善方法の提案、改修工事の指導まで一貫した事業を展開しております。
STVどさんこワイドで「ハウスドクターの住宅トラブル解消術」でテレビ出演中(出演回数はすでに30回を越えています)
欠陥住宅被害全国連絡協議会、NPO法人家づくり援護会にも参加して住宅のことで悩んでいる方の問題解決のお手伝いをしております。
その他、専門学校の非常勤講師、啓蒙活動の一つとして、セミナー講師もたまにお引き受けしております。よろしくお願いします。
こんなリフォーム、技術が無いとか、誠意がないとか、とっこして
仕事が雑ではすまされないレベルです。

床下の状況ですが、断熱材が垂れ下り、地面のビニールシートはぐちゃぐちゃこれじゃ~何の為のリフォームか、意味が無い。床下なんか、きっと誰も入らないと思っているのか。

壁も剥さないと確かに中身は分からない。でも隙間に詰めればいいってもんじゃないですよ。
どこかで余っていたような断熱材をぐちゃぐちゃに・・・工事をしている人もこんな仕事、楽しくないですよね。誰が悪いんですかね。

当然、天井の断熱材もこんな状態、防湿シートも連続というか、これはもう、防湿シートではないですね。外から冷気が流れ込んで、寒いのは当然ですね。
これらすべて、仕事が雑ですねですまされないでしょう。
土台の腐れを確認しようと浴室の壁を剥してみました。
そこで驚いたのは、浴槽を支えている土台(鉄パイプ?)が落ちていました。
この取り付け方法が根本的に間違っています。というよりは欠陥施工ですね。40年程前の新築時では浴室は当時、通常に施工されていたタイル張りでした。それを10年ほど前にユニットバスに交換されたようです。
それにしても、今までよく、床が落ちなかったなあとびっくりしました。
すぐに応急処置をしましたが、しっかり固定することも不可能でした。
しばらくは使用されなかったようです。改めて、浴槽の交換工事を緊急で実施しました。

浴室の交換工事でさらに驚いたのは、40年前の排水管は切断したまま、放置。
そしてユニットバスにした際の排水管からは、排水漏れがおきており、床下には髪の毛などが
堆積していました。

今回の工事は今までのユニットバスを完全に撤去して、しっかりした土台を造り、床下を掃除し、不要な配管は閉止、撤去しました。
工事が完了してしまうと確認することができない部分では、何が起こっているのか分かりません。このような部分は特にしっかり確認しておくことが必要です。
以前に「新築住宅瑕疵担保保険」について、ご紹介いたしました。
この新築住宅については、昨年10月からスタートしておりますので
当然、100%実施されていると思います。

住宅リフォームについても「瑕疵担保保険」が、今年の4月よりスタートしました。
保険範囲は新築と同じようなもので、下記の2点が主です。
①構造上に問題があった場合の保証
②雨漏れがあった場合の保証
保証期間は新築と違い、5年間です。
それとこのリフォーム保険は任意保険ですので、加入が強制ではありません。
保険会社は新築と同じで建築専門の保険会社、6社があります。
また、建築会社が加入しますが、建設業の登録がないと加入できないようです。

目的はどちらの保険も消費者保護です。
リフォーム保険に関しては、任意保険ですが、
業者選択の一つの判断基準にされてはいかがでしょうか。
また、国土交通省では、リフォームトラブル解消のために
無料の弁護士や建築士による専門相談窓口を設置したようです。
今後は全国各地にこの相談窓口を設置していくようですが、
現在は東京だけのようです。
モルタル外壁には割れが結構発生します。
特に窓周りにはすき間ができやすく、雨水が入り、コーキングのような処理をしたものを見ます。

このコーキング処理は効果がなかったようで
モルタル下地の木、更に柱、梁、土台が腐ってしまい。
断熱材(黄色い部分)の蟻の巣(卵が散乱)があった。

断熱材(蟻の巣)や腐った木材は撤去し、断熱材の入換え、木材の交換もします。
ただ、それだけでは、建物の構造強度が低下したままです。
合板などを張って、補強することが必要です。
これをしないと、どんなに、素敵な外装材を張って、きれいになっても
地震がきたら、ぐらぐらですよ。

築30年以上前の建物の天井裏です。
当時はこの程度の断熱材しかなく、経年劣化もあり、ほとんど、断熱性能は期待できない状態です。

同じ家の天井裏ですが、こちらは、何やら?断熱工事がされています。
これは現在では一般的な断熱材で「ブローイング」と呼ばれている、綿状の断熱材です。
この天井裏だけは30年前とは違いますけど、何故ここだけ??

床下に入るとびっくりです。
30年前の断熱ではありません。
おそらく、家が寒いので、断熱施工をしたのでしょう。
この断熱材は発泡ウレタンという吹付けの断熱材です。木の床組材が見えないくらい
びっしり木材に吹き付けています。
ただ、少し見えている木材には劣化の状態が診えました。

確かに床面は断熱性能がアップして暖かくなっていると思われますが、
これでは木材が呼吸できなくなり、腐れやすくなると思います。
判断は人によって、異なると思いますが、私は賛成できません。
こちらの家は暖かくしようといろいろ、やってみたのでしょうが、
天井面は30年前の部分があったり、床下は木材を密閉してみたり、
私にはどうも腑に落ちないことばかりです。
本当によく聞く話です。
「壁から雨水が入ってくるので、表面からサイディングを張りましょう」
「外壁の上にサイディングを張ったら、暖かくなりますよ」
「外壁の表面がかなり傷んでいまうから、上からサイディングを張りましょう」
「外壁の上にサイディングを張った方が安いし、早いし、ゴミがでなくて地球環境の・・・・」
「近所で外壁の工事をしています。ご安心ください」
「こちらの場所は目立つ場所なので、お安くしておきますから、どうですか?
通常は500万円ですが、特別300万円でどうですか?」
こんな話が毎年、雪が融けてくるとあちらこちらから、湧いてきます。
こちらのお家は、どのような理由かは知りませんが、結果として
外装材の上に外装材を張っていました。
ご相談内容は
「床下に入ってみると、土台の一部がぬれているので見てほしい」
というものでした。
床下まで入って見る方はほとんど、いません。
その前に蟻が出るので気になったことが、床下に入るきっかけになったようです。

私も床下に入って診ると、確かに土台の一部がぬれて、少し、腐っているようでした。
結局、外壁を剥して、内部を確認することになりました。
1枚目のサイディングを剥がすと、もう1枚のサイディングがあり、
そのサイディングはかなり傷んでいました。
更に2枚目のサイディングを剥がすとやはり
土台、柱にかなりの腐りが発生していました。

改修工事はこの面だけにしましたので、サイディングは2重張りで復旧です。
但し、傷んだサイディングは当然、交換ですが、防水処理も改善しました。
1枚目のサイディングの表面が傷んできたので、
業者に勧められて、上からサイディングを張ったのではないかと思われます。
表面に何らかの現象が出ているのであれば、その上に厚いお化粧をしても
決して直ることはありません。
かえって、悪い結果を生み出しています。
私には、どうして、サイディングの上にサイディングを張る工事が
多いのか疑問です。
無落雪屋根(住宅では一般にスノーダクトと呼ばれています)
この写真は、今時期の屋根の上の状態です。
まだ、屋根には雪がたくさん、残っていますが、
屋根の真ん中あたりに、ぽっかり穴が開いています。
この穴の位置には、屋根の排水の為の「縦樋(たてとい)」と云われる
パイプがあります。このパイプは地面の中にある排水口までつながっており、
その排水の温度の影響で屋根の上の雪を融かした結果です。

これからの時期、日中の気温が上がり、屋根の上の雪が融けますが、
また、夜になると気温が下がり、融けた水が凍り、「すがもれ」という
現象が起こりやすくなています。お気をつけください。
この「すがもれ」の現象が
下の写真のように、「軒天(のきてん)」という部分に現れることがあります。
この軒天に水シミができる程度なら、まだよいのですが、
それが進行すると写真のように、破壊にまで至り、最後は軒天材の落下になります。
これは非常に危険な状態です。この落下物が人の身体にでも当たれば、大怪我をします。

真冬ではなく、今の時期はいろんな現象、問題が発生してきます。
春になってから、春になれば、何とかするではなく
今の状態をしっかり、診ておくことは重要なことです。
家を長持ちさせるには、メンテナンスは重要です。
住宅の寿命は30年ではありません。
「100年住宅だって夢ではありません」
「雨もれがなんど、リフォームしても直らない」という
なかば、あきらめの相談がありました。
1階の居間の真ん中に雨の滴がポタポタと落ちてくるそうで
その天井裏を覗いて見ると
確かに水シミ跡が梁にくっきりと残っていました。
この状態から、雨もれが1度や2度ではない事は容易に判断できます。
1度目のリフォームは「屋根の改修工事」をしたが、直らず
2度目のリフォームは「外壁の上に外装材を上張りの工事」
でも、結局、何も直らなかったそうです。

私の経験から、問題の箇所はある程度、推定ができたので、
後はこの原因を確定して、改修工事をすることになりました。
外壁は二重になっているので、1層目を剥し、2層目を剥して、やっと
構造体が見えました。
ところが、見えた柱はすでに腐っていて、まずはこの補強工事が優先でした。

ここの柱が腐っているということは、もっと腐っている可能性が高い箇所があります。
実際剥して診ると想像とおりでした。
ある程度は想定していましたので、
屋根周りの全周の壁を剥して、板金にやり変え工事となりました。

原因は板金の立上りが問題であり、屋根だけではなく、壁の納まりに原因の根本があります。
なんど、リフォームしても直らないのであれば、お金を掛けただけ無駄ですし、
更に直すのに、またまた費用が掛かってしまうという、詐欺のようなリフォームです。
問題解決には原因の追求が不可欠で、それが分からない人は何もしないでほしいものです。
戸建住宅でも、マンションでも、結露問題は多いですね。
今回の写真はマンションの結露です。
下の写真は窓ガラスが結露しています。

窓ガラスだけに結露水が付いているだけなら、まだ、よいのですが
窓の下の壁にかなりのカビが発生しており、
その壁を剥して診ると、壁の内部に結露水が流れ込んでいました。

これは何度、クロスを張り替えても無駄です。
外部窓はアルミで一枚ガラスですから、当然結露はします。
そこで内部にも、もう一枚窓を付けていますが、断熱性が低く、気密性も低いので
外部窓と内部窓の間で結露を起こしています。
マンションの場合は外部窓を交換するのは、難しいですが、
内部窓を断熱と気密性能が良いものに交換することで、かなり改善されます。
窓だけでなく、北面の壁なども結露が発生し易い場所です。
下の写真は北面の壁で、しかもタンスが置かれていました。
そのタンスをよけて診ると

その場所の温度は「14℃」、湿度は「77%」でした。
タンスの後は通気が悪く、温度の低下が起こりやすく、部屋の湿度も高いのが原因です。
改善の為には、部屋の換気を促進することと、外壁に面する処にはタンスなどを置く場合は
10cm程、壁から離して、通気を取ることが必要です。
また、外壁の断熱性能をアップすることで効果がでます。
単なる結露と放置しないで、積極的に改善することが必要です。
そうしないと、壁の中が腐ったり、壁が剥がれ落ちてくることもあります。
昨年ぐらいから、
「中古住宅を購入したいので、診断してほしい」という
相談が増えてきています。
もっとも、それでも、10件ぐらいですが・・・・・
最近は特に、販売会社がリフォームをして、その分、販売価格を上乗せして
販売するケースが増えているようです。
ここで問題なのは、表面だけを直して、見た目はきれいにしている場合。
一見、何の問題もないように思えてしまします?
下の写真はまだ、お住まいの家を拝見したものですが、
外壁モルタルに亀裂がありました。
モルタルには亀裂が入りやすく、よくある現象と判断しちゃうと・・・・

床下に入って、その部分を診ると、水シミが出ていました。
すべてが、このようになっているとは限りませんが、
確認して、状態を知っておくことは重要です。

ある家でリフォームの立会いをしていると
家の奥様から「実はリフォーム以外の我が家の床から、キノコがはえているの?」・・・・・「ちょっと、診てほしいんだけど」とお話がありました。
ボイラーの前のふたを開けると、本当にキノコがはえていました。

一体、何が原因で?どこまで影響があるのか?
ボイラーを外して、床の仕上材を剥して見ると、床の構造用の合板から、
はえてきていました。
キノコが成長するには、水分が必要ですが、
それはどうやら、ボイラーからこぼれた水が原因のようです。

ただ、心配なのは、この合板の下、床を支える骨組みである梁(大引、床タルキ)まで
キノコの影響が進んでいると大変なことになる。
そこで確認の為、合板を剥しましたが、その下には、ビニールシートが施工されており
ボイラーの水はここでくい止められていました。
結局、床の仕上材と合板の交換で大きな被害には至りませんでした。

後はこの原因である、「ボイラーの水の処理」それと万が一に備えて
床面の防水性を高める為に、床仕上材の全面施工を実施しました。
私もこれまで、800件以上の家の診断をしてきましたが、
床から、にょっきり、キノコがはえているのは初めての経験でした。
皆さんは、こんな法律、ご存知でしたか?
今年の10月1日以降に引渡しを受けた、すべての新築住宅に適用されます。
住宅の売主や工事の請負人に対して、この法律が適用され、保険加入か、供託が義務付けられました。この法律の目的は住宅購入者等の利益の確保です。
概要は住宅に瑕疵があった場合、10年間、2000万円を上限に補修費用が支払われます。
また、速やかに、問題を解決する為に、住宅紛争審査会が設立されおり、北海道では、札幌弁護士会が対応しています

但し、瑕疵については下記の内容に限られています
①構造耐力上主要な部分
②雨水の浸入について

要するに、平成21年10月1日以降に引き渡される新築住宅には「住宅瑕疵担保保険」が義務付けされています(引渡しですから、工事は当然、この日より前から始まっているはずです)
それによって、瑕疵があった場合、10年間は2000万円を上限に補修費用が支払われるという、消費者保護の法律です。
詳しくは、国土交通省のHPなどで、ご確認ください。
3年前から、家の傾きが心配になり、定期的に測定をしている
お家の方からの最近の相談です。
「最近、2階の部屋に蟻がぞろぞろ出没して心配なので・・・?」
というお話でした。
外壁がモルタルの家で、もともと外壁の亀裂が気になっていました。
壁の中を確認するには、壁を解体するしかなのですが、
少しだけ、壁を剥して診ると、これはかなり被害が出ていそうと判断。
補修工事の段取りをして、内部から壁を剥して見ると
家の角の柱が腐っていて、ほとんど無い状態、更に斜めになっている
筋交が腐っていました。
柱を支えている土台は木というよりは、ほとんど土状態。
現状は、柱が無い状態なので、外壁のモルタルが辛うじて、家を支えている状態です。


とても危険な状況です。
早速、土台を入れ替えて、柱は交換できないので、両側に新しい柱を建てて補強工事を完了しました。他の部分も心配ですが、まずは安心かな?
雨水の浸入は上の壁ですが、浸入した水はどんどん下に流れ込み、土台にぶつかりそれ以上、逃げることができなくなった水が溜まり、土台を腐らせ、柱、筋交にまで腐れが進んだ結果です。
家の中に雨水が漏れてくると、雨漏れということで、何らかの処置をしますが家の中に流れ込んでこないと判らないまま、この状態が継続すると今回のような重大な状態になります。
外壁の亀裂は小さいからと放置するととんでもないことになる可能性があります。
築30年を越えた住宅の検査で床下に入りました。入る前にすでにかなり、カビの臭いがしていました。築年数から言うと、断熱材は薄く、性能はほとんど無いという状態のはずです。しかし、それを越える状態で断熱材はほとんど、垂れ下って、湿気でじゃぶじゃぶでした。原因は地面に防水シートが施工されていないことですが、換気状態も悪く、更に、水の流れ込みがあるようです。

断熱材の劣化だけなら、まだしも、床組の木材が腐って、落下していました。
この現象は床上にも当然出ており、部分的に床の陥没がありました。
普段はほとんど使用していない部屋とのことでしたので、今回のリフォームで直すようです。

この調査ではすべての床下を確認できませんでした。
隣のブロックに行く為の穴(人通口)が小さくて、覗くこともできませんでした。
このブロックだけが腐っていて、他は大丈夫ということは、通常はありえません。
今回のリフォームは床をすべて、解体するようですので、完全に確認ができ、
安心できるリフォームになることでしょう。
このブログで第三回目に
「中古住宅流通促進検討会」というようなタイトルで
行政、有識者、建築業界、不動産業界、金融業界などのメンバーが
検討を始めたことを書きました。
その中でも、現況の住宅がどのような状態にあるのかを
第三者が公平な目で判定する必要があることは一致した意見でした。
それが今回、制度として正式にスタートすることになりました。
6月22日の札幌を始めに、先週、旭川、来週は函館、後は北見、帯広で
検査人の登録講習が開催されます。
この写真は札幌の講習会に風景です。145名の参加がありました。

私はこの講習のテキスト作成から、かかわった関係で、登録講習委員をさせて頂いております。
登録要件は建築士であること、現況調査に必要な資格、経験があることと
登録講習を受け、登録することです。ただし、建築士事務所登録をしていないと
営業活動はできませんので、登録だけでは、この調査を引き受けることはできません。
最近はどうも、この建築士事務所を登録しないで、建築士の仕事を受けている人もいるようで
す。これは建築士法違反になり、罰金、禁固刑などの罰則があります。
数年前の構造偽装が大きな問題になり、罰則が厳しくなりました。
下の写真はこの登録講習のテキストの表紙です。

この制度の普及はやはり、一般に方が中心になると思います。建築業界が自ら、変わっていくこ
とはないでしょう。私が9年前から、始めた「住宅診断(ハウスドクター)」の事業が
少しでも、多くの一般の方に知られて、この仕事の重要性が理解されば、
建築業界の新しい動きとなり、クレームという言葉なくなることを願っています。
この制度の運営は、社団法人 北海道建築技術協会です。
こちらのHPに詳しい内容が掲載されています。
地方の知り合いの方の家で起こった事件です。
この写真はすでに煙突が仮復旧されていますが、
突然、お隣の塀に倒れてぶつかり、お隣の家の方から、
「大変、大変」と知らされて、びっくりしたそうです。

「修理が必要なことは、分かるけど、何をどうして良いのか?」ということで
数日、経ってから、私がこの状況を見ることになりました。
屋根の板金は一度、先端部分のみ、張り替えたような跡がありました。
それでも、もうそれからも、かなりの時間が経過しているようで、
板金にかなりのサビが発生していました。

この板金の状態では、塗装では、どうにもならない状態ですが、
何故、この煙突が倒れたかが問題です。
煙突を固定していた、木材が腐れ、そのため、煙突は倒れたようです。
ただ、その木材の腐れは表面の木材だけではなく、屋根を支える木材自体が腐っていました。

この改修は単純に屋根板金を張り替えるだけではなく、
腐った屋根の下地材も交換しなければならず、かなりの工事費が掛かります。
ただ、こうなる前に何らかの現象が出ていたはずですが、発見できなかったんですね。
冬にトイレの給水管がはずれて、1階の床が水浸しになった、お宅からの相談でした。
給水管はすでに直されていたので、原因が凍結なのか?経年劣化なのか?
施工不備なのか?分かりません。
相談内容は
「保険が使えそうだけで、どこまで、どんな工事をすれば、大丈夫なんだろう?」という
お話でした。
床の表面のフローリングは当然、水を吸って、変形、変色がありましたが、
床下から、現状調査を実施しました。
トイレの床裏は、断熱材もたっぷり、水を吸って、びしょびしょの状態

更に居間の方へ行ってみると
床下の土もかなりの範囲でぬれていましたが、
同じ様に、断熱材も水を吸って、びしょびしょの状態でした。

この状態で表面のフローリングを張り直しても、
後から、カビが繁殖する可能性が高いです。
まずは乾燥させることですが、断熱材を撤去して、下地の合板を乾かすことです。
フローリングは当然、はがします。
この工事はすぐにでも、出来ますが、乾燥を第一に考慮すると
少し、暖かくなってから、改修した方が確実です。
あわてて、直したはいいが、その後のことを考えると、ちょっと、危険ですね。
後は、保険の調査員の方が、どこまで改修範囲を見てくれるかですが?
何があっても、決して、あわてないことが、第一です。
>
住宅雑誌の「リプラン」にこの1年間、4回の掲載を続けてきましたが、
まずは今回で最終回となりました。
「住宅検査人」という名前で、第三者の立場から、家を診断調査するという、
「中古住宅流通促進」という、道庁のプロジェクトに3年間、参加しているという
そのコラボが、この連載の始まりでした。
このプロジェクトは今年は少し形を変えて、国土交通省から、助成をうけることで
規模を拡大して、市場ベースで活動しようとしています。
私も微力ながら、このプロジェクトに参加します。
今後も、また、このようなコラボが実現すると思います。
もっと多くの皆さんに知って頂く為に、これからの活動があります。

これは「リプラン」の掲載記事の一部ですが、
問題の現象から、原因の追求、そして実際の改善工事による確認で終了。
このような手順を実例をもとに、判り易く、説明しています。
リプランが終わり、2月からは、「フレッシュ」という新聞にコラムの掲載が始まりました。
この新聞は地域限定ですが、私のホームページと同様、毎月更新です。
旬な情報を掲載していきたいと思っています。
雨もれが直らないという、ご相談でした。
外から診ると、いろいろと処置?がされていました。
外壁の上張り?
屋根板金と壁の納まりが?など、疑問を持ちながら、小屋裏内部を診ると

確かに何度も雨水が浸入した跡が残っていました。
その前に、天井が何故か、二重になっている?
工事の残材と思われるものが、散乱している。
これを直すには?の外壁(上張り、屋根の納め)?を確かめないと
今まで、いったいどんな応急処置がされてきたのかを知ることが必要になります。
次に床下に入って診ると・・・・・応急処置?・・・・・

これは専門家が、施工したものなのか?・・・
どちらにしても、この状態はチョットまずいかな。
この家を今後、10~20年と使用するならば、
きちっと、根本から、直さないと
応急処置の繰り返しでは、家はどんどん、ダメになっていきます。
根本から直すためには、応急処置より、費用は掛かりますが、
応急処置で何度もする費用、決して、改善されない応急処置は無意味、無駄です。
皆さんが家のリフォームをしようと考えるのは
「壁が・・天井が・・・外壁が・・・屋根が・・・汚れてきたから・・・」ですか?
本当に汚れだけが、原因なら良いのですが、
「リフォームしたばかりなのに・・・・・・なんで~」という相談は結構、多いです。
表面の現象だけを直しても、
問題になっている原因を確定して、それを直さないとお金の無駄です。
下の写真は、2階の天井の照明器具の周りに「水シミ」が発生したものです。
私の原因の推定は「ダウンライト照明器具による、結露」です。
但し、これは原因の推定です。更に原因の確定をして、それからが、改修工事に入ります。

原因の確定の為と改修工事に早速、取り掛かりました。
やはり、原因は私の推定どうり
「室内側の防湿シートがダウンライトで破れてしまい、そこで結露により、天井のクロスに
シミが発生していました」
ただ、結露による、被害の範囲が推定より、かなり広範囲でした。
いづれにしても、この防湿シートの破れを修復して、天井付けの照明器具に変更。
その後は、この水シミは発生しなくなり、これで、問題解決です。
