それどんな死亡フラグ(笑) というわけではなく、こんな状況が現実になっています。
ブログはあらゆる人が情報発信できる状況を作り、新聞と同じような力を持つメディアになりつつあります。日本ではまだあまり普及していませんが、Podcastやインターネットラジオはあらゆる人に音声を伝える手段を提供しました。YouTubeやニコニコ動画は動画というメディアをあらゆる人に提供しています。
つまり、世界中の人に自分の思いや才能を伝えたりすることがほとんどコスト0でできるようになったことで、有名(?)になるのも自分の才覚次第となったわけです。
Twitterはリアルタイムの口コミというメディアを距離の壁を越えてあらゆる人に提供しました。これにより情報の伝わる速度と広さは加速します。最近それをとみに実感しています。
そしてついには「放送局」みたいなものもほとんどコストをかけずに作れるようになっています。
Ustreamは2007年3月に設立されたアメリカの動画共有サービスで、日本では最近までまだ一部の人にしか知られていないものでした。アカウントを取得するのに英語のページを読まなくてはならず、実際にライブ放送をするにもWebカメラとパソコンとネット環境を揃えなくてはならなかったからです。
しかし、2009年12月10日にiPhoneアプリでUstreamの動画中継が可能になったことで、日本でも爆発的に広がる兆候を見せています。ソフトバンクの孫さんは、Ustreamに2000万ドルの出資を決定し、ソフトバンクの決算説明会をTwitterとUstreamで実況しました。
さらに孫さんは昨日のツイートで5月中にUstreamの日本語化を行うことを明言しました。
iPhoneがあってWifiもしくは3G回線でネットに接続することができれば誰でもが今見ている状況を世界中に伝えることができます。しかもTwitterを組み合わせることでいつやるかということもリアルに配信できるわけです。
これをどのように活用できるかをちょっと考えるだけでも以下の用途が思いつきます。
などなど。このコラナビに寄稿いただいている冬野恵人さんが応援されている映画「海炭市叙景」。これなんかメイキングの状況などを現地ライブ中継とかしてTwitterも活用すると、ちょっとした宣伝になるかもしれませんね。
もちろん、3G回線でのライブは動画品質的にはまだこれから、というところもありますが、次の携帯通信規格LTEが普及すると光回線並みの速度になりますので、いずれそれも問題にならなくなるでしょう。
昔は新聞やテレビなどのマスメディアの情報が先にあってそれを一般の人が知る、という構造でしたが、今はブログやツイッターといったメディアの方が情報が速く、マスメディアはそれを追いかけ、それが伝搬されるという流れになっています。
YouTubeもTwitterもUstreamも5年前にはありませんでした。ブログも日本で広がり始めたのは7年くらい前です。10年前の誰が今のこの状況を予想し得たでしょうか。
マスメディアの側であるテレビ局、ラジオ局、出版社、新聞社は本気で利益構造を変えていかないといけない時期にさしかかっているように思われます(まあ私が書かなくてもすでにもう認識されていると思いますが)。
一方でインターネットの広がりによる問題も大きくなっています。
先日、携帯で手軽にデジカメが扱えるようになったことで、スナップ写真が気軽に取れなくなったという新聞記事を読みました。肖像権の絡みですが、動画中継が手軽に広がると今度はそういった問題も出てくるでしょう。環境の変化の激しさに法律だけでなく、人間もついてこられなくなってきています。いわゆる「デジタルディバイド(情報格差)」というものですが、これについてはまた別の機会に。
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第7回 「俺、今度iPhone買ったら、放送局作るんだ」
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Ustで講演会や講座の実況を何度も見ていながら、ご指摘のような使い方を思いつきませんでした。
早速、函館と相談してみます。