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第7回 風月株式会社 代表取締役 二神 敏郎さん

第4回 1歩踏み出したことで、人生が大きく変わりました

本当に単純なことなんです。
キャベツと小麦粉と、具を焼いて食べるだけ。
単純なことを40年続けるのは、アタマが良かったらできないですよ(笑)
「お客さんがよろこんでくれている。嬉しいな嬉しいな…」この繰り返しですから


社長ご自身もお好み焼をよく食べるのですか?


はい。けっこう食べるんですよ。
最近は特に食べるようになりましたね。
他の店を研究に行く暇がなくなりました(笑)


あはは。そうなんですか(笑)


先日も友達が来て、昼食にイオンの苗穂店でお好み焼を食べたんですけど、夜はまた石山の店でお好み焼と焼きそばを食べたんですよ。
さすがに太ることを気にしましたが(笑)
それくらい好きですねえ


二食続けてお好み焼ですか(笑)


ええ。それも人よりもたくさん食べてるんですから(笑)


僕は大学が関西だったので、お好み焼もよく食べたんですが、 当時、ごはんのおかずにお好み焼を食べたりしてたんですね。
北海道は、あまりそういう人は見かけないですね(笑)


そういえばそうですね(笑)


社長は3坪のお店から始めて、同じことを毎日繰り返していたと仰いました。
ひとりで始める飲食店もたくさんあると思うんですが、なかなか社長のように大きくなれないですよね。それはどこに秘訣と言うか違いがあるのでしょうか?


それはですね…。
一歩前に踏み出したということなんですけど、それが出来たのは誰かが背中を押してくれたということもありますし、自分の思いもあったわけです。どちらがどちらとも言えないんですが…。

内心はもちろん店を大きくしたいと言う思いはありました。でも、思っているだけでは不可能なんです。
ところが、約20年ほど前に、商工会議所で「ニューリーダー塾」というものがあり、それを受けたんです。わずか6回の塾だったんですけど…。
それまでは、手帳や名刺などいらない人生だったわけです。しかも、毎日が立ちっぱなしの仕事ですから、2時間も座って人の話を聴くなどということもありませんでした。
まして、その塾を受けるために店を数時間閉めなければならない。「お客さんに迷惑をかけているんじゃないか」という思いもありました


はい


でも、結果として、当時の自分が1歩動いたから今の自分があると思ってます。
あの塾に行っていなかったら、今でも3坪の店でよぼよぼになりながら働いていたかもしれない。もしかしてカラダを壊して辞めてしまったかもしれない。
でも、ふと思ったとき動いてみるという気持ちが運命を変えたように思います。
もちろん、当時は「えらい場違いなところに入ってしまった…」と思いましたが、お金を払ってしまったので、行かなければならんなと


ええ


みんな社長とか、偉い人ばかりだったんですよ。
経済の話しなどを聞いてもわからないことだらけでしたし。
でも、あの時の先生を「師匠」と思うようになったんです。それまで、先生なんて近寄りがたい存在だったんですけど、僕の名前も覚えてくれて…。
その先生が「やってみなさいよ。やってみなければわからないじゃないか」と、口癖のように言っていたんですね。
ですから、「経済の先生が言うんだから間違いないだろう」と思って、店を拡大していったんです


はい


ですから、「1歩踏み出して、そこで見知らぬ人と知り合う」という気持ち。
そして、その方たちの生き様なりを見て、自分も変わっていったんです。
もしも、「俺も社長だ。皆と一緒だ」という気持ちだったら全く違っていたと思いますよ。皆さん素晴らしい方ばかりでしたから


謙虚で素直だから、沁みていったんでしょうね


そうかもしれませんね。
本当に何もない人間が、そこで変わってしまったわけですから


はい


僕の3人の娘それぞれに(系列会社の)社長をやらせているのですが、3女に「読書会」に行かせているんですね。そうすると、読書がとても面白いと言うんです。そのうちマーケティングにも興味を持ち出しました。吸収力があるんでしょうね。
いろいろな「セミナー」にも行くようになった。
普通は姉から学ぶんでしょうけど、3女の場合は姉が引っ張られて一緒に行くようになったんです。(笑)
ですから、この子達にとって「1歩踏み出す」ということは、もしかしてこういうことなのかな~って思いますね


はい。なるほど。
今度『非凡塾』にも是非いらして下さるようお伝えください(笑)
それでは最後にお伺いしますが、社長のこれからの夢、展開などをお聞かせ下さい


最近、石山通に(店を)出しまして。
東京にも店を出したいという夢もあります。
まあ、夢を言ったらキリがないのですが…。
とりあえず僕は、次年度の決算が終わったときに、次の後継者に店を譲りたいと思っています。
健康で長生きしながら、うしろから見ていてあげる。そうしたいなと。
長女は「私はそんなことできない」と言っているんですが、じゃあ3女を社長にしたらどうなのかなって考えると、3女はまだ21歳なのであと40年間は風月がつづくんじゃないかと(笑)
まあ、長女も次女も早く嫁に出さなきゃならないので、あまり重責を負わせないでもう少し伸び伸びとさせてあげたいですけどね。
21歳で(年商)12億の会社社長というのも面白いかなと(笑)
「人生遊びかな」という気持ちも大切ですよね


わかりました。
でも、引退はしないでまだまだ頑張ってください(笑)


ええ、そうですね。
まだまだやりますよ。(笑)


今日はお忙しい中、本当にありがとうございました


こちらこそ、ありがとうございました



(2008年01月31日)

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