正確な情報は伝わってないってことなのでしょうね
そう思います。
でも、ただ単に僕の勉強不足だけなのかもしれない。もしかしたら本当に腫れなくて、凄く自然で、速攻で終わるような方法があるのかもしれない。でも、僕はそんな技術持っていないので、出来るとは言えないですよね
う~ん...
例えば(二重手術の)埋没法を希望して来た方に対して、「切開という方法もあるんだよ」と伝えます。「埋没法の欠点に対して切開はこういうところが優れているんだよ。そういう選択肢もあるんだよ。それをわかってるかい?」と患者さんに訊きます。「もしかしたら切開の方があなたの求めてるものかもしれない」そういうこともちゃんと教えてあげなければならないですよね。
その患者さんが希望している施術のメリットデメリット。その方法に対抗している施術のメリットデメリット。その両方をキチンと伝えたうえで、「さあ、選んでください」と患者さんに言います。
自分の方から「あなたはこれをやりなさい」とは絶対に言いません。言ったら誘導になっちゃうから
はい。なるほど
普通のお医者さんは、一度マイナスに落ちたところをプラスマイナスゼロに戻すのが仕事ですよね。僕たちはゼロの部分からいかにプラスに持っていくか、ですから
そうなると、患者さんが自分で判断してもらうしかないということですね
そうです。誘導は絶対にしてはいけないので。
カウンセリングのあと「そうですか。じゃあちょっと考えてきます」とよく言われますが、「ちょっとじゃだめです。じっくりと考えてきてください」と伝えます。
なんだったらもう一度カウンセリングに来てもいいんですから
それが患者さんにとって一番ありがたいことでしょうね
ん~~。まあ、事務長は怒りますけどね(笑)
でもやっとウチのスタッフも、僕のこのスタイルをわかってきてくれたのかな、という気がします
武藤先生は、カウンセリングから施術、もちろんその後のフォローまで、全てご自分でなさいますよね。クリニックによっては、カウンセラーや施術、フォローなど、和分けているところもありますが
そうですね。そういうところもありますが、僕はあまり人に任せたくないですね。
だって、人がやった手術なんてわからないですから。もし、トラブルがあったとして、何とかしてくださいと言われても、なんで俺がやった手術でもないのに処理しなければならないの?って思いますし
そうすると、患者さんとしては最初から最後まで一人の先生に診てもらっているという安心感がありますよね
人によっては「分業化しているほうが近代的だ」って思う方もいるでしょう。でも、ウチでは僕が全て診させてもらいたいと思ってます
患者さんのことが気になるんでしょう?
そりゃ、凄く気になりますよ(笑)
でも、ウチに来る患者さんって、結果に満足している方は術後の経過を見せに来ないんですよ。もうそこで治療はおしまいですから
カウンセリングをしているうちに気持ちが変わってくる患者さんっていますか?
やっぱり(手術を)考え直します、とか、私って意外とこの顔でいいのかもね、とか
はい、いますね。そのままお帰りいただきます。
事務長は怒りますが(笑)
例えば「おなかを少し細くしたい」という治療の相談でいらした方が、カウンセリングが終わる頃にはお肌がツルツルになる施術の希望になっていた、なんてこともあります。
美容のクリニックに来る女性って勇気がいることですし、行動力も必要ですよね。ですから、「勢い」で来る方もいるんです。
その勢いを、受け止めつつ流すか、あるいはドーンと受け止めるかで、また(対応が)違ってくるんですよ。ですからカウンセリングに時間が掛かるんです
なるほど...。
先生が思う「美しさ」ってなんでしょう?
『自信』でしょうね。
自信のある人って綺麗ですよね。お顔の見た目に限らず、仕事とかスポーツとか、自信を持ってやっている時ってその姿は凄く綺麗じゃないですか。
ですから「鼻のカタチは気に入らないけど自分のこの目は気に入っているの」って思っている人は凄く綺麗ですし。
結局は精神的なところに行ってしまうのかもしれません。精神的なところをバックアップしてあげるというのが僕たちの仕事ですから...。
父のセリフですけど『美容外科は精神外科なんだよ』ということなんです。
(からだの)表面を治療しているわけですけど、実際には表面からは絶対に見えない深いところを触っているのと同じだと思います。美容外科は精神外科というのはそういう意味です
例えば、一重まぶたを二重にすることで、その人の自信が凄くみなぎるとすれば、それは目を変えたということよりも気持ちを変えた、ということですね?
そうです。ほんの少し(気持ちを)押してあげるだけで、その人の自信に加速度が付きます。とっても良い循環になってくるんです。
ですから僕の仕事は、表面を治すことによって、内面から湧き出てくるような自信を持たせてあげるということ。眠っていたものを呼び起こしてあげるということなんです
女性の人生観がガラっと変わるというか、街行く姿も変わるというか...
今までうつむきがちで歩いていた人が、上を向いて歩けばそれだけで綺麗ですよね。背筋も伸びるし、歩幅だって広がる。自信を持つことが綺麗の根源だと思います
武藤先生は、美容形成外科という道を選んで、これからも...多分この道を行きますよね?(笑)
ええ、多分...(笑)
美容外科医でなくなっているときは、オーストラリアあたりで絵を描いてるかもしれませんが(爆笑)
それはそれで素敵ですが...(笑)
美容外科医として、先生がこれから目指しているのはどのような世界でしょうか?
「一人一人に質の高いものを提供していく」ということが絶対的に必要だと思っています。ですから、流れ作業的に患者さんを回転させたりするようなことをするつもりもありません。
例えて言えば『名店の頑固オヤジ』みたいなイメージです。「一日限定6人、スープがなくなったらおしまい」みたいな(笑)
そうする事によって、一人一人に提供するサービスの質が保たれるわけです。必要以上に時間に追い回されたりせず、自分が納得できる医療を提供してゆきたい。
それが理想ですね
なるほど。
それでは最後に読者の方にメッセージをお願いします
今、情報が氾濫しすぎていると思います。
正しい情報もあれば間違っているものもある。どんなに素晴らしい機械であっても使い方によってはかえって悪さをすることもあります。
氾濫している情報のウラを知らないで、美容形成を受けたがる人が凄く多いと感じるんですね。ですから「まず訊いてください」と言いたいです。
疑問に思うこと、わからないことは訊いてくれたら全て教えますから。それから施術するかどうかを考えてください。
広告だけで決めてしまうのではなく、自分の目と足でしっかりと情報を確かめてほしいですね。
僕たちももちろん勉強しなければならないですが、患者さんも情報に惑わされず、しっかりと勉強してほしいと思います
わかりました。
是非これからも、女性男性問わずいろいろな方にクリニックに来ていただいて、自信をつけて帰っていただきたいと思います。
今日はお忙しい中、長い間ありがとうございました
こちらこそ、ありがとうございました
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 『名店の頑固オヤジ』みたいな医者でありたいです
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://spiritlink.80code.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/905
コメントする