(hibi.Nは)とっておきたくなる本ですよね。新聞と一緒に棄てたくないというか
雑誌って棄てられるってイメージがあるので、棄てることを前提とした雑誌にはしたくないという拘りはありました。特に今札幌で主流のフリーペーパーなどは、消耗品的だったり、読んだらすぐにゴミ箱に入れられるって感じですよね
はい
実は、最初の企画の頃(hibi.Nを)フリーペーパーにしようか、という案もあったんですよ。私はそれは絶対に嫌だと。それはちょっと違うかなと...(笑)
今の内容でフリーペーパーですか??
はい。その方が広告が取りやすいんじゃないか、という意見もあったんですね。多分、広告だけのことを考えたらその方がよかったと思います。でも、先の先のことを考えて動きたい。来年ではなくて3年5年後のことを考えていきたいと思ったんですね。今と同じ流れのもの、同じようなものを作っていっても意味がないだろうと。
棄てられないことを前提に、書籍感覚で保存しておけるようなものを創っていこうよと話しをしていたらだんだんと皆が賛同してくれるようになったんです
写真の使い方ひとつで雑誌のイメージが違いますよね
はい、それはもう全然違いますよ。
それとデザイナーのセンスとかチカラですね。
ときにカメラマンがエッ?!と思うような写真の使い方をしますから。最初はそれに驚いていたのですが、だんだん慣れてきました
カメラマンさんがびっくりするような...ですか?
はい。例えば(第三号の表紙見ながら)この写真をこういうふうに表紙にもってくるとか

この写真は、撮っているときにはまだどうなるかわからないで撮っているんですか?撮った後でデザイナーさんがデザインを決めるんでしょうか?
だからカメラマンさんがびっくりするんですか?
はい。撮ったものをどうするのかは、そのときはわからないということもあったみたいです。これを撮ってどうするの?みたいな...(笑)
例えば、この森の写真(写真を見ながら)、これをメインに使うことは「暗すぎる」って周りは大反対したんですよ。でも、デザイナーが、この写真だから森を感じるとか、深さを感じるとか...
明るいイメージの写真はたくさんあるじゃないですか。北海道のキャンプ場の写真とか。そうではなくて、あえて反対を押し切ってでもこのような写真を選ぶというのもデザイナーのチカラですね。
そういうところが、ウチはちょっと他の雑誌とは違います。普通であれば、キャッチーな明るい写真を表紙に持ってきたりするじゃないですか。それよりも、人が散歩している時の目線とか、ふとした時に目に留まったものとか、そういうものを使っています
今回の、第4号の表紙写真なども、あえてワンコのうしろ脚だけをもってくるなんて、普通はありえないですよね?
あ~ ありえないですね~。私も確かに最初は「犬の耳とか足がいい」みたいなことはデザイナーに言いましたが...より変態度というかフェチ度が上がってます(爆笑)これはもう完璧にカメラマンとデザイナーの趣味の世界ですよ

日々さんのブログにUPしていらしたと思うのですが、この写真の別バージョンもありましたよね?
はい。草の感じとか、石とかタンポポとか、たぶん読者の人が見たらどうでもいいだろうと思うような、似たようなもう一枚のカットと、どっちがいいかと揉めました(笑)私ひとりが「ファンシーすぎる!」と反対してたんですが、結局は皆がこっちのほうが良いということで
この写真は、ワンコの全体を撮ったものをトリミングしているのですか?
いえ、この写真は(カメラマンの)丸山も「これがいい!」ということだったんですよ。そのままの写真です
すごく良い写真ばかりですよね~
でも、「写真誌」ということではないんですよね?まあ、カテゴリーにあまり拘ることはないんでしょうけど(笑)
そうですね~ 半分は写真誌といってもいいかもしれませんね~
タウン誌とも違う...写真誌でもない。かといってもちろんカタログ雑誌でもない...。
その不思議さがとってもいいな~って思っていたんですよ
ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。カテゴリー的に今までにないものを...と考えていたので。他と同じことをやっても大手にはかなわないっていうのもあるんですが(笑)
そうですか?でも相当チカラがある方々が集まっているな~って思ったんですが。だから出来た本なんだろうな~って
そうですね。スタッフはみんなこれまでいろいろなものを創ってきたので...
でも、なにぶんやったことがない事も多かったので、かなり戸惑いはありましたよ。
「考えた方って、固まるもんなんだ~」って、続けていて思いましたもん
(第4回につづく)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第3回 書籍のように保存してもらえる雑誌を創っていこうよ
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