僕も今40代なんですが、本屋さんの雑誌のコーナーに行かなくなってしまったんですよ。読みたいと思う雑誌がないんです
あ~ はい
以前、札幌は「サッタン」「ステガイ」「イエペ」という老舗のタウン誌がありましたよね。あ、今も残っている物もあると思いますが
はい
昔のタウン誌って、読んでいて結構おもしろかったんですよ。こんなこと書いてもいいのかな~なんてことも書いていたりして(笑)
今も札幌でたくさんのタウン誌のようなものがありますが、結局はカタログ雑誌のようでなんだかつまらないな~と。
当然、今発行されているタウン誌、情報誌なども意識すると思うのですが?...
ん~ そうですね~...。
今の様な雑誌ももちろんあっていいと思います。人がいろんなことに興味をもつ入り口として必要だと思いますから。でも、結局みなが同じことをやりすぎてるような気はします。もう少し違うことをやってもいいんじゃないかな。
やっぱり私は雑誌創りの仕事が好きなので、せっかく北海道にいるわけですから「ふり幅をもたせる」とかもっと膨らませた方がいいんじゃないかな~って思ったんです。
でも、それはなかなか周りに理解されなかったですね~。今までにあるような本で、とか、無難な方へ無難な方へとどうしてもなってしまいます
それは、営業的に理解されないということですか?それでは売れないと言われたとか。
それとも内容そのものが理解されなかったということでしょうか?
内容的なことですね。
新しいものを創るということに慣れていなかったということだと思います。
私自信もうまくやりたいことを周りに伝えることもできていなかったですし。私も含め皆、今まで大手の出版社で働いて来たので「企画にのっかって」きたんです。お題を与えられていたわけです。「今回はラーメンだから」とか「次回はパスタでいくから」とか
うんうん
お題を与えられた中でオリジナリティを発揮する、ということをやってきていたので、最初から創るということにみんな慣れていなかった。それがとっても大変で、勉強になりましたね
そうしますと、創刊準備号から相当苦労されたのではないですか?
企画をかなりたくさん出したんだろうな~って気がするのですが...
ん~~そうですね。
なかなか決まらなかったですね。
どういう風な記事を選んで載せていこうとか...
例えば...
(創刊準備号をめくり、生産農家の記事を見ながら)
私は十勝に育ったので、農業ってとても過酷なものっているイメージがあったんですね。でもそうでない人もたくさんいて農業をとっても楽しんでいる方がいる。
そういう心意気みたいなもの、専門的なことではなくて、楽しんで農業をしている気持ちを伝えたいな~と思ったんです。
何かの「専門誌」ではないのでいろいろな人が読むわけですから、狭いジャンルのことがちゃんと伝わればいいな~と
うんうん
アウトドア雑誌とか、いろんなコアなジャンルのものがありますよね。私たちが創っているものは、コアというよりも「入口」的な雑誌に近いと思います。
ですから、タイトルの付け方なども、わかりやすいもの、入りやすいものにしていますし、デザイナーもそれにあわせて素直な感じにしてくれています。
それに、カメラマンの丸山の写真を中心と考えていましたので、写真を全面的に生かしたものがいいだろうと考えています
実は僕、広告代理店営業出身なものですから、この本の贅沢な創りがとっても気になるんです。
普通、雑誌の表3や表4って全面広告が普通だったりするじゃないですか。
でもそういうことをしていない。
表4(ウラ表紙)は、全面写真か、コピーが1行入るだけ、ですもんね。
これは贅沢だな~って
本当は広告が入るのなら入れたい気持ちもあるんですが...あははは
無いほうがいいんじゃないですか?(笑)
維持していくためには必要でから。そしてスポンサーになっていただきたい!できれば応援していただきたいんですよね、企業のみなさんには。
もし、(裏表紙の広告などが)来たら来たで、広告主の方と話し合って例えばコンセプトに合わせてもらうとか...。うちには経験豊富なスタイリストの石切山さんや佐藤君もいるのでね、いろいろスタイリングやコンセプト作りを試したりとかそれはそれで、楽しんで広告が作れると思いますよ
うんうん
正直言って、広告が多すぎないから今の世界を保っていられる、というのはあります。
でも、だからといって広告は広告としての表現方法がありますから、そこまで頑なに考えているわけではないです。ウラ(表4)も入ったら入れようと思っています。
絶対にこうでなければ!ということではないんですよ
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第2回 北海道の「専門誌」ではなく「入口」のような雑誌です
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