そういったプロデュースをお考えになるというのは、昔のイベント関係のお仕事の経験からなんでしょうか?
そうかもしれないですね。
コティの前身の事ですね。
はい。コティの前身は5年間販売促進の企画をやっていましたので、どうやったら人が集まるか、どうやったら物が売れるか、という事をずっとやっていたんです。
コティのお話が出ましたので、いよいよ、起業のきっかけのお話を伺いたいのですが…。
イベント関連のお仕事を始めたというのは「成り行き創業」だったという風に何かで読ませて頂いた記憶があるのですが…
ハイ、そうです。
元々放送局にいて、しゃべる仕事をしていたんですけど、本当は人の前で話すことはあまり好きではなくて、制作をやりたかったんですよ。
へぇ~!
番組作ったり、原稿を書いて、それをアナウンサーに読んでもらう仕事がしたかったんですよ。でも、たまたまそういう仕事はなかったのですが、放送局のレコード室で働くことができたんです。
当時はまだレコードだったので、レコード室というのがあって「ハロードライバーベストテン北海道」みたいな番組が昔あって。
え~え~
例えば中森明菜の曲のリクエストがあると、バーっと走っていってレコード貰って来るみたいな仕事をしていたんですけど、私の声が気に入られたのか、局の方から「喋ってみて」と言われたのが、喋るお仕事の始まりですね。でも、一方で編集という仕事も凄く憧れていて、そういうところに就職したかった気持ちもありました。やりたい仕事にこだわり過ぎて、卒業しても就職がなくて、私は、今で言うフリーターの元祖なんです。
(一同爆笑)
(卒業しても)仕事が無かったので、放送局で拾ってやるよといって貰ったんです。だから、私は最初っからフリーなんですよ。
ハイ。
卒業して、フリーで仕事していたんですね。今で言うフリーターなんですが。
放送局からの仕事は番組契約ごとですから、本当に明日は分からないという中で仕事をやっていました。3年間続けて、結婚を契機に辞めようということでいったんは辞めたんです。でも、放送局が抱えているイベントの司会などのお仕事を、結局毎日の様に受けている間に、放送局に出入りしている大手の代理店とか、メーカーさんなどから、直でお仕事をいただくようになっていったんです。
そうして1年ほど経ったら、直のお仕事の方が多くなってきてしまって…。そうすると、相手は大きなメーカーさんで、デサントスポーツさんとかそういう大きな会社が多かったので、取引をする都合上、会社組織にしてほしいって、言われたんですね。
当時は、会社を作るのに行政書士さんや司法書士さんに依頼する事を知らなかったので、自分で本屋さんに行ってマニュアルどうり法務局行って届出して。
7回、書類の不備で返されたんですけど(笑)会社を自分で作ったんですよ。
へぇ~、じゃ、定款を作るのに公証人役場に行って、
そうです。そうです。
全部自分でやったんです(笑)
で、イベントのお仕事をされていて、請われて会社組織にされて。
今度は育児の方に…保育というか…
育児の方は・・・、たった一人で始めた仕事だったんですけど…。
結婚と同時に会社を作って、2年経ってみたらキャンペンガールが400人くらい登録していて、例えば「ミルクランド北海道」のイベントなどに女の子40人とかをバーっと派遣したりというような仕事していました。
私生活では子供が居て、保育園とかに預けても時間が足りなくて、保育園が終わった後に知り合いに頼んだりしていたのですけど、私3人子供がいるので、その頼んだ人よりうちの子の方が多いとかで、申し訳ないので毎日は頼めない。ベビーシッターさんとかに頼んでいたんですけど、仕事ぶりが全然満足できなかったんです。
ハイ
だったらじぶんで作っちゃった方がいいかなって思い始めたんです。その当時400人居た登録者の女の子の中、幼稚園の先生の資格のある人が8人居たり、今保育科通っているという短大生の女の子がいたんですね。元々この人達は子供が好きな人達だから、「ベビーシッターの仕事を考えているんだけど、キャンペーンの仕事の他に、キャンペーンの仕事と同じ様に時間で引き受けてやってみない?」って言ったら、やりたいです~!って感じで…。
私自身の経験から、利用者の立場でこういうことがあればいいって事をまとめて、事業計画書を作りました。そうしてイベントの他に、ベビーシッター派遣事業を事業部作って、8人でスタートしたのが保育の方ですね。
ご自身の必要性からだったんですね。
そうです。結局自分で利用する事が出来ないくらい凄く稼動していました。
お客様の中に例えば、札響の方がいたり、歯医者さんを経営している女医さんがいたり、アナウンサーの方もいましたし、そういう人がベビーシッターだとマンツーマンなので、沢山使うとどうしても高くなってしまう。だから、「グループホームにして欲しい」というお客様の要望が託児所を作った切っ掛けですね。
ほとんど、成り行きで動いているというか、そういう感じですね(笑)
流れに逆らわないで、チャンスを上手く事業にしていったという事ですね。
チャンスに気づく洞察力ですよね。でもチャンスというか、儲けようとしていた訳ではないように感じましたが…
あんまり儲けようとはしてなかったですね。スポーツも儲けようと思ったら割が合わないと思います(笑)
ウンウン
スポーツも子育て支援も儲かりにくいじゃないですか、誰が見ても。保育園の仕事も普通で言えば、完全に労働集約型だから、原価削るなんて絶対出来ないし、すっごく儲かりにくい。スポーツだって、本当に博打みたいなものだって思うんですね。一般的に考えたら…。だけどそれは、いくらでも解決の方法というか、工夫の余地があると思うんです。世の中に解決できないものは何もないって思うんですよ。
はぁ~~、ハイ。
普通でいえば儲からない所も、どうやったら利益を出せるんだろうとか、どこに売ったらいいだろう、どういう仕組みがいいだろうとか、そういうことを考えるのは好きですね。
(第五回に続く)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第4回 世の中に解決できないものは何もないって思うんです
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