スポーツも対費用効果で考えることができるんです。
チームは工場と一緒なんですよ。工場にお金を注ぎ込みすぎても、「売る」っていう事をしていかないと倒産してしまうじゃないですか。そういう感じなんですよ。
多くの球団が、一生懸命売ることを忘れるているんですよ。
うんうん。今の、例え、物凄く分かりやすかったです。
商品さえ良ければ売れる!って考えている工場の様、なんですね?
そうそう。勝てばいいんだ!って。
でも勝負なんて分からない訳だし、向かって行く相手だって、勝とうと思っている訳ですから…、勝ち負けだけで、売れないじゃないですか、いいチームさえ作れば、ファンが黙ってついて来るかというとそうではない。
ハイ
でも楽天(球団)なんかは、初年度からちゃんと利益を出していますよね。
成績は最下位だけど数字は3千万か4千万ちゃんと利益を出してますよね。
あれがいい例だと思います。だから、間違いなく前例はあるんですよ。
スポーツの世界に経営感覚をきちんと持ち込めば大丈夫だと…
ハイ!そうなんですよ。
コンサドーレが出来て10年経って、日ハムが出来て3年経って、ようやく、北海道の人もお金を払ってスポーツを見に行くという風土が出来上がってきたと思うんです。
その中で、私達のキャパシティというのはマックスでも5000人なんですね。
コンサドーレは2万人とか2万5千人を入れたいと思っている。
日ハムさんは4万3千、4万4千って考えてますけど、私たちは5千、ですから…
ウン
コンサドーレさんや日ハムさんがスポーツを見るという文化を根付かせて頂いだので、5000人のキャパを満員にするっていうのは、私は、結構楽観視してますね。
ハイ、なるほど。
ただ、バスケットボールは今まで実業団でしたから…。
サッカーが実業団の時代は誰も見てないのと一緒で、バスケは今まで誰も見てないので、バスケットボールの楽しさが、見る競技だと皆さんまだ知らないんです。
それを知って頂くということさえできれば、5000人の入場者というのはそれ程難しくないんではと思ってます…(笑)
ホント楽観視だと思うんですけど…楽観視しながらやってますね。
5000人…。
2万とか4万と比べたら5000人集めるのは楽ですよと?
ハイ、そうですね。
でもそうすると、5000人しか入らないんだから、採算は5000人でも大丈夫なものなんですか?
大丈夫です。全然。
というのは、その分、経費が少なくて済む…?
経費も少なく済みますし、経営そのものの、マネジメントがちょっと違うっていうか…。
え、どんな所がちがうんですか?
そうですね~
予算の組み方とか、そういうものが…シビアだと思うんですね。
う~~ん ??
例えばですけど…勝敗も分からないし、勝敗だけで人が動くわけでもないし、
それから、雨が降ったらお客さんが来ないかもしれないし、雪が降っても来ないかもしれないし、だから、観客動員の目標値もしくはその8割ぐらいを目安に予算を組んだら、絶対、失敗すると思うんですよ。
だから、…
チケット収入は当てにしない、という計算方法!(笑)
え~~!
チケット収入は無くてもやれる、というくらいのシビアな予算を組めば、いいんですよ。
私…ずっと経営してきて、身にしみて思っていることは、支出は予定通りなんだけど、売り上げは絶対予定通りにはならない。
ハイ!ウンウンウン。
ですよね。だから、予定通りにならなくて、増えたらハッピー。予定通りにいかない時に、ハッピーじゃない…アンハッピー!なんて言ってられないですよ。
どうするこれ?ってなるじゃないですか。そういうのをずっと経験してきているので、不確定要素の高い売り上げの部門は無視する。
う~~ん??。
それが大事だと思います。うっふふふ
…これ以上は企業秘密なので…
あんまり突っ込んだらダメ(笑)
(一同爆笑)
そっかそっか、え~。
でもチケット収入に頼らないというのは凄いですよね。
ふふふ(笑)
早くゲームをが見たいですね。やっぱりバスケファンって多いですよ。
多いですね。北海道って(バスケット)競技人口が全国で2番目に多い地域なんです。
あ、そうなんですか。
そうなんです。中学校まではすごいんですよ。意外と…
高校で大分減って、大学で思いっきり減るんですね。
でも、やっぱり地元にプロが出来る事で、目指してもらえたら、レベルも維持できるだろうし、競技人口の裾野も広がるじゃないですか。
私も実は今、バスケットやってるんですけど、チームファンタジアで…。
すっごい、楽しいですね。
ボウリングやるより一杯運動量あるし、ごはんお替りしても今日は大丈夫だなって感じで。(笑)
凄いいい運動になるし、楽しいし、ディフェンスやらないバスケットですけどぉ(笑)
(一同爆笑)
オフェンスのみ!で?…笑
凄い楽しいですよね。だから練習の輪もどんどん広がっていて、知らない人が来ても、みんなでやれちゃうのがバスケットだなと思って…。
下手な人はヘタなりに、上手い人はカッコよくやるのもバスケットで、
上手い人とやると、初心者はボールに触れなくて…上手い人とそうじゃない人との差が凄いというイメージがあったんですが…
そんな事ないです~。私でもやれます。上手い人と一緒に…
それは社長だから、ボール回してくれる?? (笑)
違いますよ~(笑)
ドリブルして2回ボール突いたら止まっちゃうから。
それ以上出来ないから…(笑)
パスするしかないというルールなので、回るでしょ?
そういう意味では凄い楽しいし、バスケは面白い!という事を、ホント実感してみんなに伝えられる。
ハイ
今社員も、12名に増えたんですけど、半分以上はバスケットやってなかったんですね。
でも、「さぁ、行こう!」というとみんなで出来て、やったらみんなやっぱり楽しい。
だから、うちの社員は、心からバスケってやってみると楽しいんだよね、って友達に言えるし、名刺交換すると「実は僕バスケやってたんですよ。」っていう人も意外と多いです。
だったら、じゃあご一緒に、といって誘ったりしちゃうし、ドンドン仲間が増えて、25名くらいでやるんですよね。
そしたら、ちょっとしたクラブチームより集まってるらしくて、そこにたまにフラっと東野さんが現れたりするから、また、面白いみたい。
ヘッドコーチの方ですよね。
そうそうそう。もう、うちの特典ですよね(笑)
凄いですよね。コンサドーレや日ハムの監督が野球を見てくれるのと同じですものね。
そう~!うふふ
日本にバスケットのスター選手はどれくらいいるんですか?
スター選手は、田臥君くらいじゃないですか?まだ知られていないですよね。
でも私はスター性のある選手は一杯いると思っていまして、それはこれからのプロデュースの能力に掛かってると思うんですけど…
色白の女性は七難隠すって、昔、おばぁちゃんから聞いた事があるんですけど、私はバスケットボールの選手見ていて、背の高い男の子は七難隠すなぁ~と…うふふふ
カッコいいですものね。やっぱりね。(笑)
バスケットボールやってる子は平均で190くらいなんですよ。
でこの前183cmの選手とこの間しゃべったら、183で「僕ちっちゃいんで…」って言うんですよ。
ウンウン。
確かに他の選手とマッチアップする時には、自分はちっちゃい、って感じるかもしれませんけど、普通にすっごく大きい子なんですよ。だから、いるだけで目立つ!
サッカー選手とかって、街中歩いていてもあまり目立たないじゃないですか。
バスケの選手は、背が高いだけで、誰だろう?って思われて、「あぁ~、レラカムイかぁ~!」そうだよな~。みたいに多分、思って貰えると思うんですね。
選手が二人、街中をぶらぶらしてたら、「うわぁ~!!」ってかんじじゃないですか(笑)凄い目立つと思いますよ。
ウンウン
そういう体格の優位性。世界バスケに行った時ね、バスケやってた人すぐ分かりましたもん。人ごみの中で頭一個出てるんですもん。
そういう人が、ゴロゴロまでいませんけど~。コロコロいて、あ、バスケやってたんだなぁって…(笑)
う~ん。プロデュースはし易いかも分からないですね。
ハイ、そう思います。
男子の選手も、スターというかアイドル的なプロデュースを考えているのですか?
う~ん、バスケの方は完全にヘッドコーチに100%お任せですね。
やっぱりプロとして、採用させていただいている以上、彼らの成果というのは勝つ事じゃないですか。だから、それをいくら社長権限で、あの人かっこいいから連れて来てとか、あの人人気あるから連れて来て、って言っても、ヘッドコーチがゲームに使いたいかどうかは又別です。
100%コーチが思った面子を揃えて、それで、戦ったら、納得いくじゃないですか。だから、納得いく形に準備して、戦ってくださいと。で、その為の予算と、環境は私が用意します。だから、ヘッドコーチの仕事は勝つ事です、と。
うんうん。
ヘッドコーチには、戦術とかあまり色んな事は言いません。ただ、素人の人が見て面白いと思うゲームをやって欲しいと思っています。
スピードですとか、速攻、速攻プレーってよく言いますよね。スピード感はバスケットだけにある魅力的なプレーなので、素人が見ても分かりやすくてかっこいいし、はらはらするし、ドキドキします。
だから、そういうプレーのあるチームにして欲しい。レラカムイって「風の神」なので、風というものを意識したチーム作りをして欲しいって事だけですね。
コンセプトだとかテーマを意識して、自分の目で確かめた人を集めて欲しいと。
私は最高の環境を用意してバスケに専念できるようにする。その一つが例えばモンタナの高地トレーニングです。コーチにも見てもらいましたけど「こんな素晴らしい環境の中でキャンプが張れるチームはどこ探してもうちだけです」って言ってくれました。
ハイ
私のネットワークや最大限の努力でそうしているので、だから、「頑張ってね」って言えるんですね。これが無理に口出して誰が欲しいとか、誰がかっこいいから誰を使えというと、変な事になっちゃう。
う~ん。そうかもしれませんね
チアの方はチアの方で、コンセプトを決めていて、北海道版ハロープロジェクトという、モーニング娘みたいな感じで考えています。年齢差もあるけど、それぞれのファンの心理に応じて、好きな子を選べるというか。
ダンスパフォーマンスもさることながら、やっぱり、個性が豊かで、得意な事がそれぞれあるという、幅広い活動をアメーバー的にやる組織。その一つとしてチアがあるんですよ。
(第四回に続く)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 連載第三回 「風」を意識したチーム作りをと思っています
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