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第1回 水澤佳寿子さん

連載第二回 バスケのクリニックをやって行きます

ハイ。私にとっては、男子のプロバスケットチームも、女の子のチアリーディングチームも、同じ重さです。

うんうん。

同じように手がけている。ただし、興行、ゲームがない分だけ、圧倒的にプロバスケットボールチームの方が売り上げを上げてくれるでしょう。
でも、私がやりたいのは、あの、ここで儲かるという事だけじゃない、っていうか、結果として儲かる。儲かるというより利益を上げるのであって、私がやりたいのは、北海道を元気にして行こうという、コンセプトの中の事業。という中で位置づけたら、二つとも凄く大事なんです。
だから、同じ重さで、同じ大きさの、あの、車輪という風に考えています。

男性のチームにたいして女性のチアリーディングだからということですか?

それもありますけど…
そもそもバスケットボールの、というか、スポーツビジネスをしようとした切っ掛けは、前の仕事で全国展開していて、週の5日を本州で過ごし、後半の週の2日を北海道で過ごしてい時に、向こうはすごく景気が良くて、活気に溢れているのに、北海道に戻ってきて先ず一つ「人に元気がない」と感じていました。
それで、人を元気付け、経済の活性化をしようと考えてスポーツをビジネスにし、スポーツで元気にしようと考えました。

ハイ

その中で、とても重要なファクターとして「教育」というのをあげているんですよ。
男の子が、その男子のバスケットボールのチームの中で、あんな大人になりたい、かっこいいお兄ちゃんになりたい、というロールモデルを示す。ということも重要で…
一方で女の子にはチアスピリッツというものを感じていただきたいと思ってるんですね。

チアスピリッツ…ですか?

はい。
それは、すなわちどういうことかというと、チアーってチアーアップって頑張って!っていう意味なんですけど…
人を元気付けるという、つまり相手を想うという気持ちなんですね。

ウンウン

笑顔で、頑張っている人を、元気付けて応援する、っていう気持ちとか。

ハイ。

例えば今すごく問題になっているいじめの問題とかそういったことの解決に、いい影響を与えられるんじゃないかと…

ハイ。
うんうん

女の子が憧れるすごいいいロールモデルみたいなものを示して上げられれば…
北海道の子供たちがあんなお兄ちゃんみたいになりたいなぁとか、あのオネェちゃんみたいに素敵なおしゃれな、あんなお姉さんになりたいなという憧れてもらえる存在になる事が、子供たちの。だから頑張ろう、だから勉強しよう、だから、一生懸命練習しよう、というモチベーションに役立つんじゃないかと思っていて、だから両方大事にしているんですね。

ハイ!へぇ~ありがとうございます~
そういうことは女子のプロバスケットボールでも可能なんでしょうか?

いいんですけど~。でも最初はやっぱり、おもしろいとか、かっこいいとか、かわいい、とか、素敵っていうところに、子供たち興味がいくような気がしていて、だから、憧れられる存在を作るには、ちょっと、芸能活動的なところで興味を引いて、で、どうしたらお姉さん方みたいになれますかっていう時に、勉強もおしゃれも、それから練習も一生懸命頑張るのよって、そうかぁおしゃれも頑張るんだ。勉強も頑張るんだっていうふうになってくれればいいなぁって…

じゃ、純粋なスポーツよりもチアリーダーさんの方がそういうおしゃれな服装だとか…

そうですね。

今、教育っていうお話が出たんですけど、
今日たまたまお会いしたお客さんのお子さんが、バスケットボールチームに入っていまして…。
全国2位になったって…

「2条シューティング」(小学生のバスケチーム)ですか?ほぉ~!

で、ちょっとお話していた時に、色々指導もしてくれたりだとか、

ハイ

今日、水澤さんにお会いするんだよ。というお話すると、そういうお話でしたので、…
選手の方が指導していたんですか?

これから私達がやっていくクリニックなんですけど、
プロスポーツの新しい存在価値というか、あの、ただゲームをやって、見せて、終わるんじゃなくて、どんどん、どんどん入って行きたいんですよ。
だから、クリニックにプロが行くとか、「2条シューティング」はヘッドコーチが行ったんですけど…
トップリーグのヘッドコーチが教えてくれるってなったら嬉しいじゃないですかぁ~!
それ凄い思い出になるし、頑張っちゃおうと思うし…。
多分お子さん、あそこにいらっしゃると思いますョ。
(反対側の壁に子供たちの写真が貼ってある方をみて)

あ~、ハイ~(笑)

それが励みになるし。絶対子供たちって、ある年齢になれば、そういう思い出って忘れないじゃないですか、だから、そういう心に一つ種を撒くというか、そういう事をどんどんしていきたいんですよね。
教えてくれたお兄さんが、もしかしたら、試合で負けて悔しい顔をしているかもしれないけど、でも気持ち切り替えて次に行こうとそういう風になっている…。
その、たくましい姿とか、そういうのをどんどん見せて行きたいですよね。
背中を見せる形ですよね。

教育って、じゃ、「2条シューティング」さんのようなチーム…

ハイ、何回かやってます。

あ~、そうなんですか、

各地のクリニックを…中学校にも行ったし、小学校のチームも「2条シューティング」さんの他にも…ですから、これからも積極的にやっていこうと思ってますね。
今どんどん教育の現場の中で、先生方が大変困ってきていて、部活動なんかが機能しなくなってきていると聞いています。
だから、地域の中で生まれて、地域の中で部活動のような活動もしたいし…。
教育というのは、ほんと、私自身も昔から、子育て支援という活動をしてきた、その延長線上にある感じですね。

コティの時のお話ですね。

ハイ、そうです。頑張ってきましたので、考えています。

重い比重がある、ということですね。

はい。

さっきコンサドーレさんのお話、日本ハムさんのお話がありましたけれど、…
道民気質というのか、コンサドーレさんでいえばJ1上がった時にはみんなワーとなったけれども、その後引いちゃったりだとか、日ハムさんも去年凄かったからいいけれども、今年成績によって引いちゃうかもしれない。何か飽きっぽいような気がするんですよね。北海道の人って。
その中でレラカムイさんがどんどんどんどんやって行くという、何か特別なことはあるのでしょうか?

そうですね…。スポーツでいうとよく、勝たないとね~!という方が多いんですけど、私は実は、勝たないとダメだよね、っていう人に限ってあんまり実際にゲームを見てないんじゃないかと思うんですね。

う~ん。ウンウン。

ですから、実はそういう声にはあんまり、気にしてないというか、気にならないですね。勝ち負けだけを新聞で見ているような方は…
行けばゲームってシナリオがないので、ドラマがあるし、ゼロ対ゼロのドローでも、凄いいい試合で、凄いいいプレーを見せてくれることもあるし、1対1だったけど…点が入ったけど、つまらないゲームだったりする時もあるし、それは、あの、当たり外れもあるんですけど…
勝敗だけが、商品ではないし、じゃ、強いチームを持てばいい経営ができるか、といえばそんなこともないし…。

ハイ

だから、あまり勝ち負けにはこだわらない、重要なことではあるけれども、それだけが全てではない。
レラカムイを愛し続けていただける、ということはこちらからどうすることもできない。恋愛と一緒ですよね。早く飽きてしまうこともあるけど。いつもでも分かんない不思議ちゃんだったりすると、ずっと気になる・・みたいな。だから、いつまでも不思議ちゃんでいたいなと…
皆さんにとって…

どんどん新しい魅力が出てくるよ、という形ですね?
色々展開していく中で、例えば、比較している訳ではないんですけど、普通、プロスポーツチームというとスポンサーさんがついていて、いろんな協力があって運営されているところが多いと思うんです。その中で、ファンタジアエンターテインメントさんは、これのみでやってらっしゃる。
水澤社長のこれからどういう風にやっていこうかな、っていう作戦みたいなものって…

先ず、スポーツも、スポーツビジネスも、普通の企業経営と一緒なので、一社に依存する体質って良くないと思うんですよ。

え~え~

例えば、我々がこれから対戦する相手は、例えば、トヨタさんが母体になっていたり、日立さんが母体になっていたり、松下さんだったり、世界に名だたる、有名企業ばかりな訳ですけど(笑)
でももし経営陣が変わってしまって、方針が変わったら、スポーツはやめよう、これからは芸術だぁ~って、なるとそれは持ちこたえられないし。
でも私はバスケットボールでこんな事したいんですよって、ちょっとづつちょっとづつ、皆さん賛同していただいていれば、例えば一社が、やっぱりやめるよとか、会社売ることになったから手引かせて下さい、といわれても、影響はほとんどない。
ですから、普通の取引と一緒で、一社に依存していると連鎖倒産もあるかもしれないけど、うちは一社に依存するようなことはしないので、周りの環境によって大きくぶれる事はなくてやっていけます。
むしろ一杯いろんな方にちょっとづつ、出資いただいたり、ご支援いただけるという体制を作りたいんですよね。そのことが逆に仲間作りを広げていく活動と一緒なんですよ。

え~え~

ちょっとお金出してくれると気になるし、どうだっていってくれるし、なんか、ちょっとづつ、ちょっとづつ、多くの人を、募る営業活動が結局、ファン作りだったりする訳じゃないですか、なので、その方向のほうがいいなぁと、思ってます。

じゃ、スポンサーさんに縛られることなく、え~、仲間を集めていくことで…

みたいな気持ちでやってますね。

ウンウン。

水澤さんのブログ拝見しているのですが、ある日の日記に大きな字で「だって、しがらみがないんだも~~ん」って書いてあったじゃないですか。
とっても楽しかったですね。

あはははははは。そうですか?

興行の世界ですから、おそらく、色んなしがらみがきっとあると思うんですよ。その中で、ない方がいいことってきっとあると思うんですね。

いや、そうですよ。
私すっごいよかったと思いますね。変な先輩後輩もないし、わかんない事や、それ違うんじゃないかという事を「わかんないから言うんですけど…」って計算もしながら、発言することが、一石投じる風になって、ふぁ~と人が変わっていったり…。
やっぱり違う世界には違う常識・非常識があって、だけどそれはこっちでは気づかないことだったり、意外と盲点になっていることだったりして。
何だそれをこっちでもやればいいんだという事が結構あるみたいで、私はそれを凄くリーグの会議なんかに出ていると感じるんですね。
普通の、普通の企業経営と同じに考えればいいものを、皆さんなさらないことも結構あるので、だから、普通に…

それは例えばどういったことを…?

例えば、学校、バスケをやっていると、先輩後輩という関係があって、自分が違うと思っていても、先輩がこうだと言ったら、そういう感じになったりしますね。
私はしがらみがないので、「それは違うんじゃないでしょうかね。よくわからないですけど」(笑)って言えちゃう、だから、しらばっくれて言っちゃたりとか(笑)平気で出来ちゃうので、そういう事はどんどん言っていこうと思うし、「それっておかしくないですかね?」とか、言うべきことは言うようにしています。
なんのしがらみもないし、上下関係もないし、先輩後輩もないし、戦ってきたライバル同士でもないから…。
でもリーグの人達は学生時代からお互いに知っているんですよ。

え~え~。

北陸高校出身のあいつだ!みたいな感じで(笑)もう40も50もなるのに…。
だから、その点凄く楽!…ですね。

道内というよりも、プロバスケットボール全体の世界ということですよね?

スポーツであってもまともなビジネスだという考え方にならないというか…。
野球もそうだし、サッカーも実はそうなんですけど、サッカ-で優秀でした、野球で名選手でした、という人達がマネジメントに関わってきているケースがすごく多いんです。現場の人が社長になると現場に偏るのと同じなんですよね。つい自分で金槌持っちゃうみたいな、
「いやあなた社長なんだから社長でやるべき事があるでしょう?」っていうところが、やっぱり現場が好きだから、のめっていっちゃう事と近いと思うんですよ。
私はバスケットボールの何も知らないし、これだけ軒並み試合を見たけどルールも未だに説明できないんです(笑)。

はははは



(第三回に続く)


(2007年06月28日)

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