う~ん。素晴らしいですよね。
だから最初から儲けようと思って始める人はなかなか上手く行かないかもしれませんね。
私利私欲から始めるのではなく、消費者の立場でこういうのが足りない、こういうのが必要なんじゃ無いかというところから、事業化していくということなんですね?
これから独立や起業しようとしている方達に対してのアドバイスをお願いします。
自分がやりたいことで起業をする人が多い気がするんです。私は、それではほとんど失敗すると思うんです。
例えば、自分が喫茶店をやりたい!とか、自分が時間を自由に使いたいから起業するとか、「自分が、自分が」と思っている人は、あんまり巧くいくのを見た事がないですね。
私の場合ですが、自分のことをあんまり考えてないんです。人が喜んでくれたら嬉しかったり、期待されているのを断るのが嫌だったり、…私、断れない人なんですよ(笑)
相手は、私に期待して下さっているからこそ言ってくるんだと思うんですよ。
例えば、恋愛の相談を、恋と縁の無いモテない人にはあまりしないじゃないですか。お金の相談をお金の無い人にしないじゃないですか。
という事は、「あのね…」って言われた途端、その人には期待値があるんですよ。だからそれを断るのが嫌なんです。人を裏切ってしまうのが嫌で、ずっとやってきたんですよね。
ハイ
「会社組織にしてほしい。その方が通りがいいから」と言われれば、それで特に不都合が無いのでそうしました。ベビーシッターの業務も、『困っている人は私だけじゃないんだ』と気がついたのでスタートしましたし、お客様から「グループ保育して欲しい」と言われた時は、『そうか、そういうのがいいのか。私も(マンツーマンでのベビーシッターは)高いと思うかもしれないな、じゃその方向で考えよう』とか。そういう感じで、私自身がこれをやりたい!と思ったことはないんですよ。
それはスポーツのお仕事でもそうですか?
はい。スポーツも同じでした。コンサドーレとの関わりが無い時には、そもそも(スポーツは)ビジネスとして成り立たないんじゃないかとか、補助金なんて貰っちゃって自治体のお荷物になっているんじゃないかとか、思っていたくらいなので。
だけど、スポーツって凄く人の心に栄養を与えるんだなとか、スポーツの存在によって、施設の使用料などで自治体に何百万円ものお金を落としているのだなとか、と言う事に気がついて、それじゃあ、やってみようと。
私はどちらかと言えば、そういうタイプなんですね。
ハイ。
そんなことを続けていると、誰かがどこかで見ていてくれて、応援してくれると思うんです。でも「俺が俺が」とか、「私が好きだからやる」という人は、もし何かあった時に、支えてもらえるのかな?と思うんです。事業って結局自分一人でやるものではなくて、周りに支えられてやれるものだと思うので。
本当に世の中にそれが必要だと思って、それを使命感を持って「やりたい!」と思った時が期が熟した時だと思います。そうではなくて、自分を中心に据えていると、食べていくくらいの仕事はあるかもしれないですけど、事業として発展するかどうかというのは、私には分からないですね。アドバイスになっていないかもしれませんが…。
いえいえ。とても大切なことだと思います。
ですから例えば、これからは介護だと思ったとしても、使命感も何も無ければ介護をやっても、そもそも自分が楽しくないと思います。人が喜んでくれると感じたり、期待に答えていると思うからこそ、モチベーションも維持できると思います。多分、そういう期が熟した時にスタートするのが一番いいのかなぁ~!と思いますね。
保育のビジネスを始めた時も皆に反対されたし、今回、バスケットのビジネスをやるといった時にもほとんど皆に反対されたんです。でも、何か使命感に駆られているので、毎日続けていけるし、モチベーションも保っていられる、凄い理想も描けているんですね。
そこに私利私欲があったら続けて行けないと思いますね。
ありがとうございます!
求められてやる、ということと、使命感を持ってやるということなんですね。
それでは最後にお伺いしますが、水澤さん自身のミッションステートメントってお作りなんですか?
え、例えば?
個人的なこういう人間でいたいとか…。経営者でもあるし、母親でもあり、それぞれ役割がある中での個人の目指す姿というのは?
目標は毎年あるんですけど…。
20項目決めて、いつも眺めていられる様にしています。もう20年以上続けてますね。でも、それは凄くゆるくて、出来なかった事はそのまま翌年に持ち越しているんですよ。でも半分ぐらいは達成しますね。
そうですねぇ~、特別これっていうのは無いのですが、子供のころから親に言われていて、そうなんだなぁ~と思っている事は、「どこかで誰かとばったり会った時に、こそこそしなきゃいけないような生き方はするな!」って言われていました。
ハイ。
ですから、それは今も常に気にしています。もしかしたら、凄く失礼な事をしてしまったとか、人を傷つけてしまっていても、知らないままでいるかもしれない。でも気がついたらその人間関係を回復できるように努めています。人を陥れたりしたら会えなくなるじゃないですか。だから、自分がこそこそするような生き方はダメだとずっと言われていたので、それはすごい自分の中では、楔(くさび)みたいな感じで、ずっと入っている感じですね。
なるほど。とても勉強になるお話をありがとうございます。
本日はお忙しい中、お時間をいただいて恐縮です。レラカムイの活躍楽しみにしています。本当にありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました。
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第5回 使命感を持った時が期が熟した時
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