ショッピングモールのカフェで、仕事をサボってよくお茶をします。
ボーっとしながら周りの様子を見ているのですが、よく目にするようになったのは、一緒にいる子供を無視して延々と携帯メールをしている若いお母さんの姿。緊急のメールとは思えず、メル友と「長ばなし」をしているのでしょう。
子供はとっくに飽きてそわそわしているのに、ただ黙って座っていろというのも可哀そう。親子の会話もなく、とても寒い風景です。
ところが先日のこと、乳母車に乗った赤ちゃんを連れた奇麗なお母さんが、店でドリンクを飲んでいました。お母さんは、向かい合った赤ちゃんに静かにずっと話しかけ、一緒に笑い、優しく見守っていました。
その場所の半径5メートルがぽっかりと暖かくなるような光景でした。
かつてそんな光景はどこにでもあったような気がします。デパートの食堂で。駅のホームで。商店街の店先で...。今はあまり見かけなくなってしまいました。あるいは僕が気が付いていないだけなのかもしれませんが。
周りにある陽だまりのような光景を、もっと探してみようと思います。
Watanabe
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