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街の「背骨」となる場所

書店大手の「ジュンク堂」が、今月20日、札幌にオープンします。
蔵書が140万冊から150万冊。充実した品揃えで有名なジュンク堂のオープンを楽しみにしていました。
ジュンク堂が進出する大通りエリアは、かつて「紀伊国屋」「旭屋」「富貴堂」「丸善」などの書店が競い合っていたエリア。移転や撤退などで、次々となくなってしまったのを残念に思っていました。「時間をつぶす場所」が消えてしまったからです。

仕事中、予定時間が少しだけ変更になったときなど僕は迷わず書店に向かいます。本を選んだり立ち読みをしているだけで、たいくつすることなく充分に時間をつぶすことができます。そのような場所が大通りエリアに復活することはとてもありがたいのです。

大型書店には膨大な知的エネルギーが集中しています。本棚の背表紙を眺めているだけで、本のほうから『読んでくれ』と訴えてくることがあります。書籍と「目が合う」瞬間です。
これは僕だけではなく、多くの本好きの人が共通して経験していることです。
ジュンク堂は専門書も多いと聞いているので、なかなか出会えない書籍と「目が合う」瞬間が楽しみです。

書店は街の「背骨」のような場所だと思います。
大通りエリアから大型書店が移転してしまったあと、街の雰囲気がなんだかピリッとしなくなりました。人が減ったとか単純なことではなく、街のカタチが曖昧になったのです。その曖昧さに僕はずっと戸惑っていました。
今回、「ジュンク堂」が開店することで、街の雰囲気が確実に変わるであろうことを期待しています。

Watanabe


(2008年12月04日)

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