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「地方局ドラマが多様性を生み出す」

先週の土曜日、HTB(北海道テレビ)開局40周年を記念して、札幌ドームでのイベント中継を含めた合計10時間の生放送が行われました。ローカル局としては、とても大きな企画です。
その中心となっていたのは、今や全国区となった大泉洋をはじめとする「TEAM NACS」の5人。彼らがいなければ成立しなかった企画ともいえますが、NACSのメンバーのとっては、育ての親への恩返しだったのかもしれません。

ローカル深夜番組でありながら、異例のDVD販売数となった『水曜どうでしょう』をはじめ、HTBは深夜枠で過去にもおもしろいバラエティ番組を連発していました。
広告代理店時代、各局の方々と接する機会がありましたが、どちらかといえばお役所な気配のある先発局(STV・HBC)にくらべ、HTBはどの部署もある程度自由な雰囲気があったように思います。

バラエティだけでなく、HTBは1年に1本のペースでドラマを制作しています。
地方局のドラマ制作について、『水曜どうでしょう』の名物ディレクター藤村氏が、新聞の連載コラムで次のようにコメントしています。
『...地方局がドラマを作る「社会的な理由」というのもちゃんとあります。(中略)もし東京で作っているドラマがつまらないとしたら、作り方がまったく違う地方局がそれを変えることができるかもしれない。そうでなくても、テレビの総合芸術であるドラマに、東京一辺倒ではない多様性を生み出すことはできる。そこに地方局でドラマをつくる社会的な意義がある...』(北海道新聞「テレビのお仕事」より転載)

広告収入の減少、そして地上デジタルのための莫大な設備投資で、ローカル局はどこも苦しいと言われています。
キー局の番組やタレントに依存するローカル局が殆どですが、そんな中、HTBのように東京一辺倒を壊そうとしている局が、厳しい競争を生き残るのかもしれません。

*HTB制作のドラマ『歓喜の歌』(大泉洋主演)が7日(日)午後2時より放送されます。

Watanabe


(2008年09月04日)

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