タイトルを見てちょっと驚く本を紹介します。「125歳まで私は生きる」なんていうタイトルは、なかなか付けることって、相当な自信がないとできないでしょうね。
著者は現在91歳で、極めて健康です。65歳で弁護士資格を取得し、弁護士事務所を運営する傍ら、英語の資格試験として有名なTOEIC会長をされています。
世の中は今、アンチエイジングブームで、若返り法に関する本が数多く出版されています。これらの本の多くは、40~50歳台の医者が、動物実験や高齢者の調査などの医療情報を基にして書いた本が多いのです。これらの本には、何故か説得力がありません。なぜなら、書いた人が若すぎるのです。「この本を読めば100歳になれる」と書いてあっても、著者が若いので、「本当に大丈夫なの?」と、疑ってしまうのです。しかし、本書の著者は91歳で、健康と若しい柔軟な体を維持しておられます。本書に書かれた内容は、若い方が書いた本よりも説得力があるように思います。
長生きしたい方、若返りたい方、是非読んで、実践してみてはいかがでしょうか?
『125歳まで、私は生きる! 』 渡辺弥栄司 著、ソニー・マガジンズ新書 (2008/2)¥740
「いくつまで生きるかは、自分で決めるのです」
■力強い言葉です。自分で寿命を決めることができたら、死を恐れることなく、精一杯生きることができます。
「人間は夢を持てば、いくつになっても若返りが可能だ。今、何かを始めることが、人生に転機をもたらすこともある。それによって、生命力が盛んになる」
「125歳という人間の寿命の可能性に、なぜ挑戦するのかと問われれば、私は、生きることのすばらしさを身をもって味わいたいからだ、と答える」
「人間が生命あるかぎり成長を続けられるのなら、最大限に成長してみたい。そして、もっともっと魅力的な人間になるのだ」
「夢はこれまでの人生で育まれた自信と誇り、あるいは、これからも自信と誇りをもって生きていこうという気概から生まれる。自信と誇りがあるから、すてきな人生を歩むことができる。遠慮して生きていては、その自信と誇りを失っていく。そういう人には、夢を生み出す力がない」
■91歳になっても夢を持ち続けている著者の言葉には力があります。
「真向法と各部位を鍛える運動」「呼吸法」「逆立ちと青竹踏み」「ここまでに要する時間はだいたい30分」
「運動を終えると10分間のウォーキングに出る。一キロを歩く。天下を取ったような姿勢、明るい気持ちで、力まず美しく歩く。私は大股でグングン歩くが、風景を楽しみ、あたりを観察する余裕がある」
「まず、身体を柔らかくすれば、それだけ、人生観が変わる」
「心が硬くては、前向きで楽観的な人生観をもてない。身体が柔らかくなれば、心も柔軟になる。そうすれば、固定観念や経験則にとらわれることがない」
■著者は真向法という体操をしています。4つの内容からなる体操です。身体の柔軟性が増す体操です。評論家の渡部昇一氏も実践しています。身体の硬い私は、本法に何度かチャレンジしましたが、なかなか思い通りに柔らかくならず、すぐ諦めてしまいました。しかし、本書を読み、「身体を柔らかくすれば人生観が変わる」なら、再度チャレンジしてみようという意欲が湧いてきました。
「正心調息法」「正心とは正しい心を持ち、心の正しい使い方をすることを言う。①物事を前向きに考える②感謝の心を忘れない③愚痴をこぼさないーこの心の三原則を守って日常生活を送る。調息とは深い腹式呼吸だ。姿勢は正座、胡坐、仰臥。椅子に座ってもいい。背筋を伸ばすのだが、背骨はもともと緩やかに湾曲しているので、無理に伸ばす必要はない。ただ、左右に傾いてはいけない。身体の前で、両手の平でボールを包み込むようにして中空をつくり印を結ぶ(鈴の印)。指は利き手の親指を上に組む。呼吸法は『吸息』『充息』『吐息』『小息』の順に行い、これを一サイクルとして25回、行う。」
■本呼吸法は100歳を超えた医師 塩谷信雄氏が考案した方法です。いわゆる丹田呼吸法です。長生きの秘訣は「長い息」なのでしょう。
「私の幸福五原則 愚痴を言わない、なんとかなると前向きに、明るく親切に、感謝の念を忘れない、威張らない」
「人は人によって、人となる。よき人との出会いで、人は自分を磨く。そして、人生を拓いていくことができる。よき人との出会いこそ、良縁そのものなのである」
「自分の持つ体力、精神力、それに知力の限界が高ければ、それだけ自分の人生を楽しいものにできる。それだけではなく、その力を人のため世のために使うことも可能だ。そうなれば、もっと人生が楽しくなる」
■ 加齢により自分の足で歩けなくなると、人は元氣を失うことを、日々の診療で感じています。また他人からの介護を受けるようになると、積極性が失われるようです。何歳になっても自分の脚で歩き、運動によりいつまでも自分の足で歩き、自立しようとする人、夢をもち、好奇心が旺盛な人は、とても若く見えます。
「私は125歳まで成長の完成を見るつもりだから、完全なる成長を遂げ、最大限の可能性を蓄え、それを余すところなく社会のため、世界のために使い切る」
「高齢者がすてきな生き方をしていれば、若者は『いずれはあんな人生を送ってみたい』と、将来に希望を持つことができる」
■確かに高齢者が病気がちで家に閉じこもり、世の中を嘆き、衰えた自分の身体を嘆いてばかりいるなら、若者は人生に希望を持つことはできないでしょうね。何歳になっても、自分のことは自分で行い、夢を持って努力していくことで、若い人たちも「歳をとるって素敵なことなんだ!」と感じてくれるに違いありません。著者のようなかっこいい高齢者がますます増えることを期待しています。
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 『125歳まで、私は生きる! 』
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://spiritlink.80code.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1197
コメントする