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『病気にならない生き方 3 若返り編』

一冊の本との出会いで人生が変わります!!

NPO法人読書普及協会チーム札幌 内藤貴文

書評の更新が随分と遅れてしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今後も読書普及協会チーム札幌を代表して、読んでみるとためになる、とっておきの本を紹介させていただきます!!
健康本の中でこの数年ベストセラーといえば、新谷先生の「病気にならない生き方」シリーズです。
昨年末に、No3が出版になりました。書店に並んだ、黄色と黒の大胆な色彩の表紙にも惹かれて、購入してしまいました。

新谷先生は、胃相、腸相がその人の健康状態を示しているという、長年の臨床経験に基づいた仮説を大胆に展開し、健康になる秘訣を紹介しています。
仮説としての話題提供が多いためか、新谷先生の本の内容を批判する医学者が多いのです。しかし私は一臨床医として、新谷先生の考え方に共感できるのです。問題は、本書の内容を、全て実践するのが難しい!というところでしょう。

<今日の一冊>

『病気にならない生き方 3 若返り編』 
新谷弘美著 サンマーク出版(2008/1)¥1600 (以下 「 」は本文より引用)

<これは名言>

「心に問題を抱えている人は、いくら体をしっかりとメインテナンスしても、本当の意味での健康にはなれません。心配、不安、悲しみ、ねたみや怒りといったマイナス感情は、エンザイムパワーを低下させてしまうからです。人が健康になるためには、『幸せ』を感じることが必要なのです」

●世の中健康ブームです。美容や運動のための各種健康器具、サプリメントなど花盛り。でも、いくらこうした外からのメインテナンスをいくらがんばっても、健康にはなれない。心がマイナス感情に支配されているなら、健康ではないことを明言しています。「そのとおり!」と納得する言葉です。

<私が惹かれた言葉>

「老化とは、エンザイムパワーが衰えることである」
「エンザイムというのは(中略)生物の細胞内で作られるたんぱく質性の触媒の総称です。体内における物質の合成や分解、消化、排出、解毒など、およそ生命を維持するために必要な活動は、すべてエンザイムが関与しています。このエンザイムの力、エンザイムパワーが衰えると老化がいっそう進むと、私は考えているのです」
「老化を防ぐには、(中略)体が酸化しないような食生活を送り、エンザイムパワーの質の面でも量の面でも消耗しない生き方をしていくことに尽きます」
「あなたはなぜ若々しくありたいのでしょうか?私が若々しくありたいのは、予防医学を社会に根付かせたいという強いモチベーションがあるからです。(中略)いくら私の健康法が体にいいといっても、私自身がヨボヨボのシワくちゃでは誰も共感してくれないでしょう。私が若々しくあることは、予防医学のすばらしさを理解してもらうためにとても大切なことなのです」

● 私自身も「いつまでも若くありたい」と願い、日々努力しています。その理由は、新谷先生と同じです。健康を説く医者自身が若々しくなければ、説得力がないからです。私自身が健康で若々しくあれば、同じ生き方をしたいという方の目標になれるかもしれないと思うのです。そう言っても、実際の自分が若々しいのかどうか、自分で中々わかりませんが・・・。

「人相のよいひとは腸相もよく、腸相の悪い人は人相もよくありません」
「腸が年齢以上に老けてしまうと、その人の寿命は短くなります」
「エンザイムの体内保有量を多い状態に維持するもっともよい方法が、腸相をきれいに保つ食事と生活習慣を守ることです。腸相が悪化すると、腸内で発生した毒素を分解するために大量のエンザイムが消費されるため、エンザイムの体内保有量が減少し、抗酸化力そのものが低下してしまうからです」
「穀物を主体とした植物食中心の食事は、日本人のみならずすべての人間の腸にとって理想的な食事です」

●日本食を食べるのが腸によいことが説かれています。

「アルコールに関しては、動物食以上の節制が必要です。よく『酒は百薬の長』などという人がいますが、これは大きな間違いです。お酒は百害あって一利なし、とくにお酒に弱い人は要注意です」

● お酒に関して、新谷先生は厳しい見方をしています。お酒好きには、耳の痛い話ですね。

「いつまでも若々しくあるためには、体が脱水しないように、充分な水分を補給するとともに、脱水を招く要因を排除することがとても大切です」
「カフェインには非常に強い利尿効果があるので、水分補給のつもりでカフェインの多いお茶やコーヒーを大量に飲むと、かえって深刻な脱水を招くことになります」

● 水の大切さが説かれています。お茶やコーヒーは水分であり、水ではないと書かれています。コーヒー・お茶の好きな方にも、耳が痛い話です。

「腸によいものは、脳にもよいということです。(中略)お酒もたばこも動物食の食べすぎも、腸相を悪くするものはすべて、脳にも悪影響を与えます」
「たばこやアルコールやカフェインを摂るということは、脳の恒常性を損なう行為なのです」

●現代人が大好きな、タバコ、アルコール、そしてコーヒーなどカフェイン入りの飲み物などが、脳に悪いというのが新谷先生の考えです。私はタバコを飲みませんが、カフェイン入りの飲み物は大好きです。仕事の合間に飲むと、目が冴えます。でもカフェインが脳に良くないとは・・・。ちょっと残念でした。どうして脳に良くないのか?知りたいかたは、本書をお読みください。

「エンザイムの活性を妨げている要因はいろいろありますが、その最大のものは、『血行不良』です」
「血行をよくする方法は、充分な量の水を飲むことです」
「エンザイムパワーを低下させるもう一つの大きな要因は、体温の低下です」
「体温が低いと病気になりやすいだけでなく、老化が進むスピードが速くなってしまうと考えたほうがよいでしょう」
「低体温は、『正しい食事』と『充分な睡眠・休息』、『正しい呼吸』と『適度な運動』を行うことで改善できます。」

● 低体温が老化を進めること。低体温の改善に、運動が必要なことが説かれています。ただし激しい運動はエンザイムを消費するとのこと。果たしてフルマラソンを走ることはいい運動なのでしょうか?本書には書かれていないのですが、私の経験上から、マラソンは激しい運動に入りそうです。判っているけど、止められないのが、好きなスポーツです・・・。

「エンザイムを活性化させるのに欠かせないことがあります。それは自分自身が幸福だと感じることです」 「愛や感謝の念をもち、自分自身を幸福だと感じると、エンザイムはとても活性化します。何事にもプラス思考で、積極的に自分を幸せにするための努力を惜しんではいけません」
「『心力』は心を開き、自分の中の愛情を周囲の人たちに注ぐことで大きくなる『愛のパワー』だからです」
「いまからでもけっして遅くはありません。あなたのエンザイムパワーがもっとも高まるのは、愛し、感謝し、喜び、楽しんでいるときだということを心に刻み、幸せで楽しい人生を愛する人と味わう努力をしていただきたいと思います」

● 新谷先生は、健康になるためには心が大切であることを繰り返し説いています。体だけを治そうとする医者が多い現代、新谷先生のような優れた臨床家が心の重要性を説くことは、画期的なことであると思います。
● 本書を読み、実践すれば、間違いなく健康が得られることでしょう。では「健康になって何をしようとするのか?」そこが問題です。皆さんはどう答えられますか?


(2008年01月31日)

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