
糸井重里氏が運営する超人気サイト『ほぼ日刊イトイ新聞』を、僕が読むようになったのは4年ほど前です。なんだか楽しいサイトだな~と思いながら、コンテンツの宝石箱のようなサイトを楽しんでいました。
当時僕は、糸井重里というビッグネームがあればこそのサイトだと思っていましたし、マルチな才能を持つ糸井氏が、「遊び感覚」で発信しているのだろう、という程度の認識しかなかったのです。遊びにしては、随分チカラが入っているな~とも思っていました。
『考えたこと、やってみたいことを惜しみなく出し続ける。枯渇するのではないかとか、後でもっといい使い方があるとかを考えずに、出して出して出し尽くして、枯れたらそれで仕方がない、というくらいの気持ちがないと「新聞」を出すことはできません』(「インターネット的」本文より引用)
遊びなんてどんでもない!相当な覚悟だったのです。
この一節にはには驚きました。「コトバが溢れ出る才人」のイメージがある糸井氏ですが、そんな彼でさえ「枯渇する」恐れを感じているのか・・と。
糸井氏が『ほぼ日』企画を思いついたのは10数年前。45歳のとき。
漠然とした職業への危機意識がきっかけとなったと本書に書いています。
『貧乏で野心的な職人になってゆく道と、不本意な隠居として老いていく道と、どっちかを選ぶしかないのだろうか・・?』(同本文より引用)
そんな閉塞感の中で、「自分でメディアを持つ」というインターネットの世界に、突破口を見出そうと考えたのです。
『ほぼ日』創刊から今年で10年目。
その間、毎日欠かさず(!)更新されてきました。尋常でない作業です。
そして10年の中で、たくさんのイトイさん独自のビジネスモデルを開拓してきました。
まさに Only one のサイトを作り上げていったのです。(つづく)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 『インターネット的』糸井重里著 (PHP新書) 連載(2)
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