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こころの絵日記

つぼみ

春になると恒例の行事?役所めぐりがあります。
NPO法人の場合、大きい組織であろうと小さい組織であろうとやるべきことは一緒です。
北海道に前年度1年間の事業報告書、収支計算書などを提出します。
札幌法務局に資産総額の変更登記をします。
道税事務所と市税事務所に法人税の減免申請をします。
この一連の手続きが完了すると、ほっとします。

つぼみ

役所めぐりをしているとき信号待ちで上を見上げると、木蓮(モクレン)のつぼみがふくらんでいました。
今にも咲きたくてたまらないと言わんばかりに、つぼみはふくらんでいました。
つぼみは希望を与えてくれます。
その可能性に夢がふくらみます。
人も多くの可能性を抱いて生まれてきます。
赤ちゃんを見ると微笑みたくなるのは、そこに夢や希望があふれているからかもしれません。

発達心理学ではいろいろな発達理論が存在します。
その中でエリクソンの発達段階論というのがあります。
人生にはそれぞれの段階において解決されねばならない発達課題があって、それは人生にとって重要な課題で、その課題をどのように解決したかが人格形成に影響を及ぼすという理論です。
各段階では発達課題を解決するために必要な心理的危機が訪れます。
それは様々な出会いの中で自分のあり方を選択しなければならない危機であると。
乳児期から老年期までを8つの段階に分類しています。
たとえば乳児期は希望という課題です。
この時期の課題を肯定的に解決すると、自分には価値があるんだ、自分と同じように人にも価値があるんだという基本的信頼を得ることができますが、否定的に解決すると人を信じられない、人を裏切るなどの不信を得てしまいます。
このように各段階の課題を達成しながら人格は形成されていくという理論です。
一度形成された人格は変えられないという訳ではありません。
そのことに自ら気づき、しっかりと自分と向き合う覚悟が必要です。
また人によっては、各段階のみならず人生を通して解決していく課題があるのかもしれません。
晩年エリクソンは第9番目の発達課題、死に向かって成長することを模索していたようです。
ふっとテレビを見ると、将棋の羽生善治さんが将棋の打ち方の話をしていました。
答えを出せない、答えが出ない場合に自分らしさを出すことができると。


(2010年04月29日)

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