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こころの絵日記

たまたま

毎日楽しみにしている番組、それはNHK連続テレビ小説ウェルかめです。
いつもはウェルかめを見たあとチャンネルをすぐにかえるのですが、その日はチャンネルをかえずにいました。
続けて放映されていたのが、サンティアゴ青春巡礼~高校生9日間250㎞を歩くという番組でした。
スペインの高校生達が聖地サンティアゴまで250㎞の距離を9日間かけて歩くというドキュメントでした。
なにげなく見ていたら番組は3日目の朝の場面で、3日目に歩く道は峠越えで一番険しい道のりのようです。
朝の朝礼で先生が生徒達に、「あるカエルは歩き続けることに意味はないとわかり歩くことを止めた。またあるカエルは意味はないけど、たどり着いたら何かあるかもしれないと思い歩き続けた。」と語りました。
たまたまそんな番組を見た翌朝、私は仕事に向かう道を歩いていると、カラスがカアカアと騒いでいました。
しまった!今日は燃えるゴミの日だった。
案の定、ゴミステーションにカラスがいました。

苦手なカラスを受け入れたといっても半径2m以内に近づくことはできません。
まわり道をすると遅刻してしまう、どうしよう。
困ったなぁと思いながら立ち止まっていると、向かいからおじさんが歩いて来るではありませんか。
おじさんが通るとき一緒に通り過ぎようと思い、勇気を振り絞って私は歩き出しました。
と、おじさんがゴミステーションに近づいた瞬間、カラスは飛び立ちました。
おじさんとすれ違ったとき小声でありがとうございますとささやき、難関を乗り越えたことが嬉しくてたまりませんでした。
おじさんは私にとって意味のある行動をしてくれました。
でも、おじさんはそのことを知りません。
おじさんには日常のことであっても、私には特別なことでした。
意味があるとかないとかは、一元的ではないと思います。
人生は「たまたま」の連続です。
たまたまテレビを見た、たまたまおじさんが来た・・・。
この偶然が、意味のあることに繋がっていくのです。
そんなことを考えながらカラスが飛び交う道を通り抜け、遅刻することなく事務所に到着することが出来ました。


(2009年12月24日)

コメント(2)

>おじさんとすれ違ったとき小声でありがとうございますとささやき、難関を乗り越えたことが嬉しくてたまりませんでした

小声でお礼を言うなんて、かわいいです(*^。^*)たぶん、おじさんには聞こえていないのでしょうけど。

たまたまおじさんが来てラッキーだった・・・というより、千加子さんがラッキーを引き寄せてる気がしました。

うふふ、ラッキーを引き寄せているって嬉しいですね。

朝カラスに遭遇すると、今日はラッキーと思うように心がけています。
苦手なものは苦手ですが、そう思うとなんだか幸せな気持ちになります

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