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こころの絵日記

苦手3兄弟

「ゼッケン番号3165の吉田さ~ん」
キャ~~~~当たったぁ~~~~
日曜日に行われた北海道ロードレース大会の抽選会でのことでした。
北海道ロードレース大会の名物は、走り終わったあとに行われるお楽しみ抽選会で、今回は30回記念とあって、いつもより景品も多かったようです。
今年のマラソンの締めくくりとしてプレゼントを頂いたようで嬉しかったです。

今年はよく走ったなぁとちょっと感慨深げ。
それもそのはず、小学校の頃の一番の苦手が「かけっこ」でした。
体育の時間は大嫌いで時々ずる休みをしていたほどです。
それでも外遊びは大好きで、放課後は日が暮れるまで外で遊んでいたのですが。
運動会が近づくと毎日が憂鬱でした。
そんな私がマラソンをするなんて、信じられない!
不思議なことに今年は、小学校の頃の苦手なことを克服した年となりました。
2番目に苦手なことは「絵を描く」でした。
外で行う写生会は感動した景色をありのままに描きたいのに、思うように描けない自分がみじめで嫌いでした。
そんな私が絵を描くことになるとは、信じられない!
あまり考えもしないで友人に誘われるままに紙芝居を作ろうという講座に参加しました。
描いた絵は幼稚園児の絵のようでしたが、先生から褒められたり、みんなの前で発表して拍手を受けたりしたら、なんだか達成感が湧いてきて嬉しくなりました。
そして3番目に苦手なことは「作文」でした。
作文用紙1枚を埋めるのが、どんなに苦しかったことか。
そんな私が毎週このコラムを書き続けているなんて、信じられない!
いま考えてみると、「かけっこ」も「絵を描く」ことも「作文」も、自分を表現することです。
良い子?を演じていた私は、ひと目を気にしていたのかもしれません。
早く走らなければ、上手に描かなければ、うまく書かなければと、先生や周りの大人達の評価を気にしていたのかもしれません。
だから自由に表現することができなかったのでしょう。
「私、変われるよね」と聞かれることがあります。
「変われるよ。でも変わるんじゃなくて、ほんとうの自分になるんだよ」
こう答えると、たいていの人はポカ~ンとします。
変化するごとに、自由な自己表現ができるようになります。
苦手3兄弟を克服?した私は、偶然名前も変わりました。
ますます自由度1000%です。
人生はたまねぎの皮をむくようなものと、あるテレビドラマでのせりふ。
一皮一皮泣きながら皮をむくと、そこにあるのは、ほんとうの自分です。
そう思うと、皮をむくのが楽しくなるから不思議です。


(2009年10月22日)

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