近日公開映画情報を眺めていると、興味を持って読んだ2冊の本が映画化されていました。
山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」
単行本5冊にわたる長編小説ですが、組織に対する憤りを覚えた時期であったせいか、むさぼるように一気に読みました。
東野圭吾さんの「さまよう刃」
あまりにも辛辣な内容に胸がしめつけられる息苦しさで、なかなか読み進むことができませんでした。
どちらも真実とは、正義とは、社会とは、命とは、という疑問をなげかける重いテーマの小説でした。
自分が関心を持って読んだ本が映画化されるのは嬉しいことです。
特に題材が重いテーマは敬遠されがちですが、映画化を契機にいのちを見つめ直すきっかけになってくれたら、もっと嬉しいです。
読んでから観るか、観てから読むか
昔、こんなキャッチコピーが流行った時代がありました。
映画を見てから本を読んで感動したのが、「羊たちの沈黙」です。
本には映画で気づかなかった細かな描写が書かれていて、ぐいぐいと引き込まれていったのを記憶しています。
サスペンスの恐怖感を映像で現すのは難しい、なんて感じたものです。
その逆で、映画のほうが感動したのが、「博士の愛した数式」です。
本とはちょっと異なる内容に変更されていて、それが美しい映像と音楽に後押しされて、心に残る名作となりました。
いづれにしても、想像性を沸き立たせてくれる本や映画は大好きです。
思いやりのある社会をつくるためには、相手の気持ちがどんな気持ちでいるのかを想像できる能力が必要だと、テレビのゲストの人が語っていました。
ジョンレノンのイマジンが流れ、"想像してごらん"ってフレーズで始めるお笑い芸人がいます。
このような芸人が出てきたのも、今風だなぁって思います。
想像しすぎて悩む人もいるし、想像できずに悩む人もいるし。
最終的には、どこかで折り合いをつけて生きることが必要です。
シルバーウィークの間で、時間がぽっかりと空いた昼下がり。
こんな予定の無いときは、のんびりと読書をします。
今日の本は、伊坂幸太郎さんの「重力ピエロ」
すでに映画化になっているから、今回は読んでから観ることになりそうです。
まだ読みかけですが、お気に入りのフレーズがあります。
「楽しそうに生きていれば、地球の重力なんてなくなる」
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