心理学の世界では様々な性格検査がありますが、その中で文章完成法という性格検査があります。
「私は子供の頃~」「家族とは~」「私はよく人から~」「世界は~」などの文章の書き出しのあとに文章を続けて完成させるというものです。
続ける文章によって、その人の考え方や願望、興味などが現れるといわれています。
この文章完成法にはカウンセリング学校時代の苦い思い出があります。
それは、とても個性的で有名な先生の特別授業。
文章完成テストなんて説明がないままプリントが配られました。
そのプリントには文章の書き出しの言葉が羅列されていて、その言葉の続きを書いて文章を完成させなさいと指示をされました。
記入が終ると、完成した文章を順番に読み上げるようにとの指示で、前の席から順番に読み上げました。
そして私の順番になって読み上げたところ、「ちょっと待った!」と先生は流れを止めました。
「君はどうしてそう思うんだい?」
私は何が起こったのか訳がわからず、ただ頭の中が真っ白になっていました。
あいまいな返答をする私に追い討ちをかけるように先生の質問は続きます。
私がどう思おうといいじゃないのっと内心投げやりな気持ちとなり、泣き出したくなりました。
先生は私の何かを問題視しているが、私にはわからない。
結局その授業は、先生と私のやり取りで終ってしまいました。
今振り返って考えてみると、その時作成した文章の中で「~すべき」という言葉を使用した文章があったということです。
人生は選択の連続です。
今日の晩ご飯どうしようという日常生活の中での選択や、明日友達と出かけようかどうしよう、仕事が向かないからどうしようなどなど。
そんな選択をする時に、「~すべき」「~に違いない」「~あるべき」という断定的な考え方で選択して行くと人生が苦しくなります。

どんどんと自分自身に鎧を着せていくようなものです。
なにが起こるかわからない人生だからこそ、柔軟性が必要だということを先生は教えたかったのだと今は思います。
1週間前に種を蒔いたダイコンの芽を見ながら、こんなことを思い出していました。
これからダイコンの人生(?)が始まります。
変動が激しい自然環境の中で、間引きをしたり、追肥をしたりしながら、ダイコンは成長します。
さぁ、美味しいダイコンになるんだよっと。
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