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こころの絵日記

千歳マラソン

6月7日の日曜日は千歳JAL国際マラソンでした。
生まれて初めてハーフマラソン(21.0975㎞)にチャレンジ。
5月5日に豊平川マラソンで初10kmを走ってから、たった4回しか練習していないし、その数少ない練習では、たったの7km弱しか走っていません。
21.0975㎞を走るなんて絶対無理だぁ!
金曜日に見たテレビの週末天気予報は雨。
「雨だったら走らないよ」逃げに入る私。
土曜日は朝から喉が痛く風邪気味...身体まで逃げに入った私。
土曜日にゼッケンを取りに行くと、いつもは入っているTシャツが入っていません。
「あれ、Tシャツ入ってないよ」という問いに、
「Tシャツは完走した人だけが貰えるんだよ」と師匠の答。
そんなぁ~走るしかないじゃないの~やっぱり今回も欲が勝ったようです。
いよいよ大会当日、朝から雨が落ちています。
緊張していないようで緊張しているらしく、スタート10分前にトイレに行きたくなり長蛇の列に並び、トイレの中でスタートの合図を聞きました。
それでも「スタートしても後方に並んだ人達がスタートラインを通り過ぎるまでには3分かかるよ」と師匠から聞いていたから安心です。
ちょうどトイレから出てきたら、後方の人達が走り出していて、記念撮影を済ませてから、いざ出陣。
ちょうど良い暖かさで、降りしきる雨も適度に汗を流してくれて心地良い。
8㎞半を過ぎた頃に騒がしい音がして振り向いてみると、なんと40分遅れでスタートしたフルマラソンのトップの人がタッタッタと走り抜けて行きます。
その走るスピードに湧き上がる歓声と感嘆の声。
そんな楽しいひとときも束の間...突然太ももに引っ張られるような激痛が走りました。
きたぁ~~~~それは折り返し地点に向かう途中の坂道を登っている時でした。
なんとか折り返し地点を過ぎ11㎞の案内板を見た時の喜びは忘れられません。
それは10kmまでしか走ったことのない自分の限界を超えた瞬間です。
この千歳マラソンは林道を走るコースで一般の応援者は少ないが、ポイントポイントにいるスタッフの人が「頑張って」と力強く声をかけてくれます。
またエイドステェーションが5㎞毎にあって、水、スポーツドリンク、スポンジ、バナナ、レモン、パンなどがあって参加者には至れり尽くせり。
そして1㎞毎にキロ数の案内板が設置されていたり、「大地を踏みしめ○○○」とか「感動のゴールまで○○○」とか時々やる気を促す大きな看板が設置されていて親切です。
とどめはゴールした後で頂く「インカのめざめ」というジャガイモ、千歳の自衛隊の人達が野営で炊き出しをしてくれる蒸かし芋で、これが最高に美味しい。
でも一番の魅力は、大会関係者すべての人が満面の笑顔だということで、みんなが楽しみながらマラソン大会を創り上げている姿がにじみ出ていて、今年の参加申込者が1万人を超えた訳もここにあると私は思っています。
という私は、痛む足を誤魔化しながら無事完走し、念願のTシャツをゲットしました。
そしてフルマラソンを完走した師匠が戻ってきて、よく走ったと褒めてくれました。
「走り終わって嬉しい?」
「嬉しいというよりは、何にもない無になった感じ」
これが無の境地???
「それじゃ、25度見方が変わったね」という師匠の言葉で、脳のスコトーマ(盲点)の話を思い出していました。

脳は3%の部分しか使用していなくて97%の部分が隠れているそうです。(この隠れている部分をスコトーマと言うらしいです)
100の内、3だけ見えて97は見えていないという状況は、世の中には沢山の情報があるのに自分に必要だと思い込んでいる情報しか目につかず、逆に言えば、情報が欲しいと思っていても、自分で見えないようにしていることになるそうです。
また自分には隠れている97の可能性があるのに、3の部分だけを見て無理と思い込んでしまって行動を起こせないでいるそうです。
このスコトーマ(盲点)の空いている位置を変えることで見える部分が変わり、それによって行動が変化してくるそうです。
どのようにして空いている位置を変えるかというと、「でっかい夢」「ぶっとんだ夢」そんなの出来っこないという夢を持つことだそうです。

でも、なかなか凡人には「でっかい夢」なんて持てません。
「やっぱり無理だわ」という安心ゾーンにすぐ戻ってしまうから。
「25度見方が変わったね」という師匠の言葉で思いついたのは、今までの自分なら絶対にやらないことをしてみるということです。
それは小さなことでいいんです。
歩く習慣の無い人が散歩をするとか、遊園地に行ったことの無い人がジェットコースターに乗るとか、店や物を止めて料理を作ってみるとか、スーパーでは無く市場で買い物をしてみるとか。
今までやらなかったことをやってみることで少しずつスコトーマをずらしていき、自分に自信をつけるという方法を思いつきました。
そうすると、いつの間にか「でっかい夢」を描くようになるかもしれません。

そして自信のついた私は美味しいジャガイモを食べながら、「よし!来年も来るぞ」と師匠に誓っていました。



(2009年06月11日)

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