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こころの絵日記

ながめる

なにげにテレビをつけたら、藤田まこと主演の「はぐれ刑事純情派」が放映されていた。
結構、こういうドラマにハマッテしまう私。
ある事件を追っていた若手刑事に、藤田まことがひと言。
「手がかりというものは目に見えたものだけではないんだ。音や匂いもあるんだ」と語っていたのを聞いて、本当にその通りだなぁと思った。
その若手刑事は、手がかりとなる女性の人相や持っていたものを一生懸命に思い出そうとするが思い出せずに苦しんでいたのである。
そして、若手刑事は「あっ、そういえば消毒の匂いがした!」と新たな手がかりを思い出し犯人を見つけ出し番組は終わった。
 
ゲシュタルト心理学という心理学の分野がある。ゲシュタルトとはドイツ語で、日本語にすると形態と訳すらしい。全体性を持ったまとまりのある構造のことをゲシュタルトと呼び、ゲシュタルト心理学の基本的な考え方は、人間の精神は部分や要素の集合ではなく、全体性や構造こそ重要視されるべきというもの。なんだか、難しい表現だけど、子どもの時に遊んだパラパラ絵(一枚一枚の紙に絵を書き、その紙を重ねてパラパラとめくっていくとその絵が動いているように見えるもの)を思い出すとわかりやすい。
また、メロディもそう。ひとつひとつの単純な音をつなぎ合わせると美しい旋律となる。

人は問題が起こると、その出来事のみを考えがちである。そして、若手刑事のように悶々と考えて考えて、どんなに考えても糸口がつかめない。例えば、子どもの問題行動。案外、それは子どもの問題ではなく家族の問題(夫婦関係の問題や嫁姑の問題など)であったりすることがある。
 
そういえば、「木を見て森を見ず」ってことわざがあったけ。
なかなか解決できない問題があったときは一歩さがって「ながめてみる」と何か新たな発見があるかもしれない、なんて思いながらテレビを見ていた私。


(2007年07月05日)

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