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こころの絵日記

毎朝の散歩

自宅から会社まで約30分の距離を毎朝歩いて通っている。
それは、私のお気に入りの散歩コース。
北1条通りを東に向かって歩いていくと、美術館の木々が見えてくる。
美術館の横の歩道で立ち止まり、大きな木に向かって「短い祈り」を唱える。
そこに佇む木々は、私を優しく包んでくれる。
そして、信号を渡ると知事公館。そこには絵の風景になりそうな美しい小道が望める。
角にある交番では、時々若い女性の警官が警備をしていて、挨拶をしてくれる。
その角を曲がった頃から、私の頭の中は思索の旅に入る。
人通りの少ない北2条通りは、思索をするのにとてもいい。
植物園の蒸せた草の香りやラベンダーの香りで、思索の旅は終わり、現実に引き戻される。
そして、最後は道庁の難関を通り抜ける。
なぜに難関かというと、道庁に向かってくる職員の方々は歩道を埋め尽くして、こちらに向かってくる。まるでオリンピック開会式の行進のように誰一人列を乱さない。
その人々の波をかき分けて、私は前に進まないといけない。
これがたいへん。
ある日、ふと気がついた。
「そうだ、待てばいいんだ!」
そう、信号が赤になった時に、その行進は止まり、列がきれる。
その時に、私が進めばいいんだ。
問題が発生したとき、いろんな方策を試してみても八方塞のときがあるが、そのような時は、少し待ってみるのもいいかもしれない。
無理に進もうとすると疲弊し、身も心もボロボロになってしまう。
待てばいいんだと気がついた翌日からは、不思議なことに、行進に遭遇することがなくなった。なぜか、その歩道を進む時は赤信号で行進がきれている。
これが開き直り、腹が据わるということか。
人生、開き直りが必要だ!


(2007年08月23日)

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