ストーブのカタログが届いた。反射板はシルバーで、壁に貼るとビカビカしてダメなので、反射ペンキを今後の検討対象として残すことにした。その他ブラインドの検討も後回しにすることにした。
そんなある日、Oさんから突然のメールに「ガラス手に入った」と書いてあった。
コールバックすると、知り合いのガラス屋から300×90センチのペアガラス(二重構造で、ガラス間は真空で熱伝導を防いでくれる優れもの)を6枚譲ってもらったらしい。以前からガラスは手に入るという話は聞いていたが、本当に手に入るかは半信半疑だった。
僕の友達・K君は中卒で大工になり、今は独立して建設会社をおこし、経営の方に走りけっこう会社を大きくしてる奴である。僕の知り合いで中卒はこいつだけだが、K君は「俺の周りは中卒ばっかりですよー」だって。けっこう大きな物件もやっているので以前にガラス余ったらくれないか?と相談した事があった。でも、ちゃんと計算してるからガラスは余りません、と言われた。もっともだよなーと納得した。なので、ガラスは新品で買わなければと覚悟していたのである。
しかしOさんは首尾よく手に入れたのである。
そして海荘の上の元きのこ工場、後の車修理工場にそれを収納したらしいので早速見に行った。
到着して元キノコ工場に入ると、ガラスの前に目に飛び込んだのは、今まで無かった柱が何本も入っている姿だった。聞くと、前の住人、Uが内緒で元あった柱を切ってしまっていたらしい。しかも何本も。これには温厚なOさんも「何てことしてるんだー」と怒ったらしいが、「切ってしまったものは仕方ないじゃん」、「じゃあ出る前には修復しろよ」と約束していたのだが、前出の事件でUは追い出され、修復はされないままで、去年あたりから雪で屋根が潰れそうになってきたので、雪が積もる前に修理したらしい。
柱切る奴なんてあいつ以外この世にいないよなー、と話しながら奥に目をやると、あったー。大きくて長いペアガラス。
喜んでいると、Oさんは今回俺が払っておくから次手に入ったら自分で払えよー、だって。
珍しい事言うなーと思った。
よっぽど機嫌がいいか、払ってもらうほどの額ではないか、でも多分後者である。
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