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白亜のレストラン建設大計画

ん?!やはり予算オーバーか?

参考にしたのが地中海にある建築物である。
あそこは気温は高いが日陰は涼しい、その条件の下でお金のかからない建築様式になっているらしい。
そこでひさしの下にアーチをつけて、外観をリッチな雰囲気にしようという事になった。しかしデッサンすると、大工さんどうやって作るの?的なものになってしまい、デザインは良いが出来るかわからないシロモノになってしまった。
これにはさすがのOさんもうーっとうなっていた。
しかし後日Oさんから連絡があり、その部分を大工に聞いたら、できるってよ。こう、こうするんだってよ。と説明が入った。
じゃあ出来るのかー、ということで、ひさしの下にアーチをつけるということで決定。

イラスト図

大まかなデザインが決定し、次は大きさをどうするか。大きさをどうするかによって、必要となる材料の量が決まってくるので、予算によって建物の大きさが決まってくるということだ。

これは経済寸法を基準にして考える。
型枠の板が182cm×91cmなので、これの倍数でいけば良いのである。
高さは364cmで決定なので、あとは広さをどうするかだ。
横91cmをつなげて行くと、10枚で910cm=約9m。9m四方の真四角の建物を作ると、81平米の建物が出来上がることになる。
基礎に使う砂利は、60cm以上ひかないと冬の凍結があるらしい。となると、81平米×0.6m=48.6㎥分の砂利が必要だということだ。
さらに、型枠板は単純に考えれば10枚×4方×2段+天井50枚=130枚必要になるのだが、これを前述した方法で三分の一にする。

次にコンクリート量。
壁や床の厚さを15cmとして計算すると、床81平米+天井81平米+3.6m×9m×4面=291.6平米なので43.74㎥。
他には、壁に埋め込む鉄筋ピッチどれくらいにするかで壁の強度が変わってくる。(ピッチ=鉄筋を埋め込む間隔)
当然、ピッチを狭くしたほうが強度が高くなるが、予算も高くなる。
上階をつけるとそれだけ強度も必要となるので、土地は余ってるので平屋にした方が安上がりだ。(ここら辺がいかにも北海道の建築事情だ。)
断熱材も、壁面積に応じて枚数が増える。
窓の予算もあなどれない。どこにどの大きさのものを入れるかで、ガラスの枚数も枠の数も決る。

他には出入り口(ドア)、給排水口(配管)、コンセント(配線)、防水ペンキ…細かいことまで考えてゆくと、しまいに頭が痛くなってしまう。
あと、予算上大きいのは大工さんを雇う工賃だ。
これら全部に、調べた単価を当てはめてゆくと、おおまかではあるが総予算が出てくる。
ここら辺で、どうも雲行きが怪しくなってきた。
これだけたくさんの物と人を動かして、Oさんの言った様な予算で済む訳がない気がしてきたのである。

常識的な感覚だと予算オーバー、というか、僕のお財布ではまず不可能な話だったのか?
やはりOさんはボケたことを言っていたのかなー、なんて事が頭をよぎる毎日だ。
おまけに、先にあげた試算は31坪ほどの計算だが、こちらの予定しているのは堂々70坪の平屋なのだ。スケールが大きすぎて、ますます手におえない気分になってくる。


(2008年01月10日)

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