なるほど情報ウェブマガジン【週刊コラナビ北海道】毎週木曜日更新

週刊コラナビトップWelcome to The Beer World

Welcome to The Beer World

第二回 ビール税金的考察(1)

ビール、発泡酒は今現在、庶民にとって一番身近なアルコール飲料として定着しています。その一杯のビール、発泡酒にどれだけ私たちが国に貢献しているか(騙されているか、おっと失礼)を税金という観点から考えていきましょう。

最初に知ってほしいのは「発泡酒」という言葉はあくまでも酒税法の区分であって先代達が築いてきたお酒の文化とは全く異なるものなのです。これは私の私見ですが、僅かでも大麦、小麦、大麦麦芽、小麦麦芽を使用した発泡性醸造酒は世界標準で「ビール」と呼ばれてよいものだと思います。

まず、日本ではビールとは何でしょう。大麦麦芽を原材料とする醸造酒です、現在日本の酒税法では大麦麦芽使用比率が50%以上で副原料は米、コーンスターチ等の使用が認められ、ホップ、酵母、水のみで造られたものがビールという区分にあてはまります。したがって大麦麦芽使用比率が50%未満のビールは発泡酒に分類されてしまいます。発泡酒の税区分は三段階にも分かれています。

  1. 大麦麦芽使用比率が25%以上50%未満
  2. 大麦麦芽使用比率が25%未満
  3. 大麦麦芽以外の糖分から醸造された発泡性醸造酒

大手メーカーが発売する発泡酒が2番に相当します。原料の3/4が副原料のビールということになります。俗にいう第三のビールとは3番に相当します。サヤエンドウや、大豆の糖分から醸造した発泡性醸造酒です。

税額をみてみますと、

ビール=1リットル当り¥220
発泡酒(上記1)=1リットル当り¥178
発泡酒(上記2)=1リットル当り¥134
発泡酒(上記3)=1リットル当り¥80
になります。ワインで約¥140、焼酎で約¥200ですからビールの税金があまりにも高いのがわかります。これが日本でビールが高級酒と言われる所以です。

欧米諸国ではビール1本に係る税金の割合が約10%に対し日本では約40%以上になっています。高過ぎると思いませんか?仕事後の一杯のビールは庶民のささやかな幸せな瞬間です。その楽しみにも多額の税金をかけられているのです。

以前、ワインやウイスキーがべらぼうに高かったのをご存知の方も多いと思います。果実酒、蒸留酒の減税に伴い、いつの間にか安いワインや、以前高かったウイスキーが格安で出回るようになりました。

その昔、世界のワインメーカー、ウイスキーメーカーにとって日本は良いマーケットでした。しかし高額な関税、酒税が障害となり流通が困難になってきたため、世界の各メーカー、輸入会社が政府に酒税を改正するよう求めてきました。外圧に弱い日本(おっと失礼)は減税を余儀なくされ今の税率に改正されました。約12年前にビールの小規模醸造が可能になったことは素晴らしいことだったのですが、醸造量の緩和だけであって酒税の改正はされませんでした。今考えれば、すごく中途半端な緩和政策だったと思います。

次は我々庶民が立ち上がる時です!政府に向かってビールの減税を叫びましょう!美味しいビールのために、ビール文化を守るために。そして明日の労働の活力のために!


(2007年07月12日)

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。

文字は半角英数字で入力してください。
(画像が表示されない場合、画像のところでマウス右クリック-[画像の表示]を実行してみてください[Windows InternetExplorer, FireFoxの場合])

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第二回 ビール税金的考察(1)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://spiritlink.80code.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/584