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第7回 可愛い子には旅させよう

ご無沙汰していました。旅行、通常業務が忙しく更新が遅れた事に対しお詫び申し上げます。

先月、ビールとテキーラの研修??の為にアメリカはカリフォルニア州のサンフランシスコ、ロス、サンディエゴ、メキシコはテキーラの産地ハリスコ州とメキシコ第二の都市グアダラハラに行ってきました。カリフォルニアのGDPはヨーロッパのドイツ、イタリアの大国と同等というからすごい。アメリカ経済の大事な基盤になっているのは間違いありません。

毎朝、飲んだオレンジジュースが美味いのなんの。アメリカでは数カ所のビール醸造所に出向き、見学させてもらいましたが,いずれも自社商品に対する誇り、品質の良さ、意識の高さに驚かせられます。その地域に住む一人一人が土壌に感謝し、仲間を尊敬し、生産物に注ぐ気持ちは計り知れないものがあります。彼らは目先の利益だけでは無く、現代の自分達が出来る事を創造しその先を常に想像し日々素晴らしいものを世に送り出しています。そういった生産物をもっともっと末端消費者として応援していきたいと強く感じてきました。

日本、特に今の北海道は自給率が100%を越える土地です。自給率は上がっていますがそれに伴う道民の意識が追いついてないような気がします。聞いた話ですが北海道にある私の田舎では鮭の水揚げが一時は日本一の町で、今でもそれに準ずる漁獲高があります。しかし、国内での流通より海外でそのブランドを発揮していると聞きました。

今日も市内某スーパーに立ち寄りましたが鮮魚売り場の鮭は全て輸入物でした。地場産は輸出され、地元人は輸入物を食べるという明らかにおかしな状態です。地産地消。地元で消費され、なおかつ、他にも供給されれば良いのですが。

ビール業界もそういった風潮が今でもあります。ドイツでは自社の工場の煙突が見える範囲しかビールを動かさない醸造所も今でもあると聞いています。小樽ビールも工場の半径100km以内にしか出荷しないという決まりがあります。他社との差別化も大事なのはわかりますし、間違いではありません。

私の考えは違います。これだけ流通がよくなったこの世界。美味しいものはどこでも(少し語弊がありますが)楽しめる世の中です。物を生産、売買するという行為がもう少し貪欲であっても良いのではないかと感じます。官公庁に頼ってばかりではなく自分達で売り込む力が今の私たちには必要ではないかと強く感じています。そして生産物をもっと広く旅させましょう。人間と一緒で、旅をすることでたくさん事を吸収してより強くなって私たちの元に還ってくると思っています。いろいろな刺激を受け試行錯誤し、切磋琢磨して、さらに良いものが生まれ、その結果良い物を見極められる力が消費者にも備えついてくると思います。

いつの日か北海道がカリフォルニアのGDPを追い越せる日を夢見て、では、今宵は富良野産ホップのを使ったビールで乾杯するとしますかー。


(2007年12月13日)

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