5月の半ばになってようやく桜が満開の札幌、待ちに待った春がやっと訪れてくれました。 これからは徐々に暖かさを増して北海道のさわやかな夏へと...。 まだちょっと気が早いですかね。
先日、貴重な体験をさせていただきました。
ある日、出勤の準備をしているところにKさんから「これから例のワインを開けるからよかったら来ませんか?」というお誘いの連絡。 例のワインとはKさんのご実家で20年もの間すっかり存在を忘れられ眠っていた赤ワイン。
当然、その味を体験すべくKさんなじみのお店に直行。
もうすでにお店にはKさんの他、WさんにOさんも。 メンバーが揃ったところで、お楽しみの「20年物の例のワイン」をいよいよ開けることに。
20年といえば、人間だったら成人式を迎える年。 ウィスキーでも20年物ともなればそれなりに高価なものになります。 ちなみに、1990年 シャトー・ムートン・ロートシルト ボルドーは5万2千円なり。
慎重にコルクを引き抜いてグラスを回し香りを嗅いでみると、貴腐ワインやシェリー、ブランデーを思わせるような香りで、これはもしかして...。
みんなの期待度は高まります。 そして一同ワインを恐る恐る口に含んでみると...。
「ん? う~ん............ん?」
と、唸るがなかなか言葉が出てきません。 みんな少しでも口に含んだワインの美味しさを形容しようと頭の引き出しを必死に探してみるものの、結局、誰一人言葉を見つけることはできず、それ以上ワインを口にしようとする人はいませんでした。
「なんにでも飲み頃、食べ頃はあるんだね~。」という言葉で締め括られ、20年歳を重ねたワインは呆気なくトイレ行き。
20年のビンテージワインといっても、これ実はボジョレ・ヌーヴォ。
もともとヌーボは、その年に収穫されたブドウ(ガメ種)の出来具合を確認するための"試飲酒"で、短期間でワインとして完成させなければならず、マセラシオン・カルボニック法と呼ばれる急速発酵技術を用いて数週間で醸造されるワイン。 この独特の製造方法により長期熟成に向かない。
期待するのがそもそも間違い。 そうとわかっていてもどこか期待してしまう。
だってお酒の歴史は"偶然の産物"なのですから。
★Cherries Ensemble ~チェリーズ・アンサンブル~

フランスのチェリーブランデー"キルシュ"をベースに、イタリアのマラスキーノ(マラスカ種というサクランボで作ったリキュール)とデンマーク産のチェリーブランデーを使って作った甘酸っぱいショートカクテルです。
★「年を重ねたからといって、誰しも賢人なれるとは限らない。」
20年物のヌーヴォを飲んだというお話をお客様に話した時に頂いたお言葉。 人として成長していくには、ただ年を取ってもダメ。 常に目標を持つことが大切で自分の持っている資質も重要。
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