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第14回 おもしろ泡盛

7月になって気温も上がり、いよいよ夏本番の北海道。年々、本州のような湿気の多い暑さに変わっていているような気がしますが、東京出身の私にとってはまだまだ大丈夫。東京の暑さといったら、道路からの照り返しに、エアコンの排気、それに人や車から出る熱がプラスされものすごい暑さ。たまに里帰りすることがあっても夏時期は必ず避けて帰っています。

お店にはそんな暑さから少しでも解放されたいのか今の時期本州からのお客様が増えます。 しかも、社員旅行、研修、学会などの理由をつけ会社ぐるみで。

そして先日、やはり社員旅行で東京から来たお客さまから、ちょっと面白いお酒の話を聞きました。 

その方(以降Tさん)の出身は沖縄。沖縄といえば泡盛。
泡盛は米を原料に発酵させ蒸留した沖縄特産で、もちろん今では沖縄に行かなくても酒屋さんに行けば簡単に買うことが出来きる誰もが知っているお酒。

ただ、Tさんのご実家ではちょっと変わったことをして泡盛を飲んでいるんだとか。

まず、スーパーに行って安い泡盛をたくさん買ってきて、甕に入れ寝かし(親酒)、 そして一年後、また別の甕に買ってきた安い泡盛を入れ寝かす(二番手)。 そして、また一年後、といったように毎年新しい甕を仕込んで行く。(三番手、四番手、)

そして、一番初めに仕込んだ酒が何年かして独特のコクと香味が出て飲み頃になったとき楽しむそうです。 決してその時、二番手、三番手のお酒には手をつけず、親酒だけを楽しみ、そして親酒が減った分、二番手の甕から注ぎ足し、そして二番手が減った分三番手の甕から補充する。こうすることで、お酒の品質を維持して行くことが出来る仕組み。

この話を聞いて、似た方法で作られるシェリーを思いだした。シェリーはスペインの酒で、泡盛と同じように飲むときは一番古い樽から取り出し、その樽が減った分、次に仕込まれた樽から補充する。 この方法を「ソレラ・システム」といって、やはりこうやってシェリー酒の品質保持を行っています。(ちなみに泡盛ではこの作業を「仕次ぎ」という。)

Tさんの話を聞き、まず泡盛は蒸留酒なのに瓶詰めされてからも熟成が進むということにも驚かされた(スコッチやバーボンも蒸留酒だが瓶詰めされて熟成は進まない。)が、シェリーのようにつくられているのにも驚かされました。

沖縄とスペインという遠い二つの国で材料は違っても、こういった製法が酒作りに用いられたのは偶然なのだろうか...。 もし歴史的に繋がりがなければ、「少しでも美味い酒を飲みたい!!」という相当欲深い酒好きがどちらの国にもいたに違いない!!

<今日の酒>

★ADULT SUNDAY'

ADULT SUNDAY

自家製のラム酒入りアイスクリームに、バターキャラメルとメイプルシロップのカクテルソースをかけて作った"食べるデザートカクテル"です。サンデーとは、教会が「日曜にアイスクリームを食べるのは贅沢だ」と禁止していた時期に町のソーダ屋さんが、コーンに盛らずにカップにいれて客に出して「これはサンデーという食べ物だ」と言い逃れるためにできた食べ物だとか。


★パパイヤとバニラのウォッカマティーニ

パパイヤとバニラのウォッカマティーニ

パパイヤはビタミンCとカロテンを豊富に含み、かぜの予防や肌を健康に保つ働きがあります。ピコピン含有量も多く、老化やガンの予防に効果的。また、タンパク質を分解する酵素であるパパインが胃のもたれを防ぐため、食後のデザート代わりにお勧めです。



(2008年07月17日)

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