いつも仕事前に見るニュース番組で、今日もまた悲惨なニュースが多く報道されていた。
そしてその中で最近よく耳にする「携帯の出会い系サイトで知り合った...」という冒頭で始まるニュース、、。
この十年位の間で急速に発達したインターネット。
パソコンや携帯で簡単に情報を検索し、ショッピングをはじめさまざまなサービスを利用できるほか、最近ではブログやプロフといったインターネットならではのコミュニケーションの方法も浸透し、もうバーチャルではなくしっかりとしたコミュニティーの一つとなっている。
距離感を感じさせないインターネットを使ったコミュニケーションはとても良いものだと思う。 しかしその反面、そのボーダレスな世界の中での人としてのモラル、、これも少々ボーダレスになっているのはいかがなものかと思う。
インターネットの中には顔や素性がわからないのをいいことに無責任な嘘や誹謗中傷を書き込んでいるサイトがたくさんある。 インターネットを自分の主張の場にするのはいっこうに構わないが、それにはそれなりの言い方というものがあり、それは人としてのモラルであってインターネットだからといって欠いていいものじゃないと思う。
インターネットがモニターを通じてのコミュニティーの場の一つなら、バーは酒を通じてのコミュニティーの場の一つ。
基本的にお酒を楽しむお客様の素性は問わないといったところは、インターネットと似ているかもしれない。
だけど会話をする相手は目の前にいる。
実際、相手の目を見てする会話は、表情やしぐさで同じ言葉でも伝わるニュアンスが違ってくるし、相手の顔色を伺って、言い回しや言葉を選んで会話する。 言葉を発するほかにこういった気遣いも同時にしながらお互い理解しあっていくのが会話というものではないだろうか。そしてそこにお酒があれば、会話はより人間味を増してゆく。
テキスト会話で同じことが出来るだろうか。
世の中どんどん便利になって孤立化が進んでいる現代、そんな会話の気遣いもわずらわしいと思うようになっている人も多い。
でも最近、よく耳にする悲惨なニュースの多くはこうしたリアルコミュニケーション不足のような気がしてならない。
人間誰しもいつも強く誠実でいることは難しいし、また、いつも正しくもなれない。
そんな時の自分が足を運べるバーがあったら、少しは明るい話題のニュースが増えてくれるのではないかと思う。
■オリジナルカクテル■
★「ナップ・イン・ザ・サンライト」

アニス、バニラなど40種類以上の薬草を使って作られた、イタリアを代表するリキュール「ガリアーノ」がベース。「nap in the sunlight」とは、 "陽射しの中でうたた寝"という意。
★「会話にも雑音が必要」
酒場の会話がリアルコミュニケーションなら、メールはデジタルコミュニケーション。音楽でいったら、レコードとCD。 人に聞こえない音をカットされたCDはとてもクリアな音だが、どこか冷たい。 会話にもレコードの雑音のようなものが必要ということを諭した格言。
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