以前、コラムに書いた
「今に見ておれ。ふん!」な彼女。
私のライバルだった、あのメキシコ人の彼女。
実は驚くほど早く、彼女とのお別れがきてしまいました。
聞けば彼女、コロンビア大学の学生だったのですが
いわゆる「研修」で短期留学してやって来たのだそうです。
その研修期間。たったのヒト学期。
学期が終了し・・・そして、年末帰ってしまったのです。
実は彼女と私、同じ住まい(留学生を対象とした寮)に住んでいました。
いつもは見かける度に「いつ見返してやろうか」と
鼻息荒くしていた訳ですが、
彼女が離れるという数日前、偶然にも食堂で会い
彼女とのびたと私と、3人で一緒にランチをすることになったのです。
何を話せばいいものやら・・・という私の想いとは裏腹に
メキシコ人の彼女は国柄もあってか、陽気でお話上手。
英語を一緒に学んでいる仲間とは思えないほど、
英語の達者なのびたと英語で喋り渡っていました。
一緒に過ごした英語クラスのことを振り返り、
「英語がもっと上手になりたい」という話になると、
「せっかく旦那さんがこんなに英語を喋れるのだから
もっと旦那さんと英語で喋るべきよ!」
「旦那さんを使って、ぜひ英語を学んだらいいわよ!」
と彼女。
さてまた途中、何度か二人の会話が聞き取れなくなっていた私に
(やはり私のリスニング能力はまだまだです。苦笑。)
にっこり笑って「頑張って!」
と彼女。
そんな彼女の様子はというと、
明るく振る舞い、本当に心から何の嫌味もなく・・・。
実はいいヤツだったのかも。
あの時の「こいつめ!」と彼女に対して思った私。
私こそがあの時、心に鎧を着けて周りを見ていたのかもしれません。
最後、席を離れる際、
「じゃあ、最後だものね」と彼女からハグされました。
あったかさを感じる中、ふんわりと彼女の香水の香りが
私の鼻をくすぐります。
女同士なのに、何だかドキッとしちゃうのと共に
何となく切ない気持ちになりました。
彼女の良さを感じ始めた時には、
彼女はもういません。
そして、きっと一生会うことはないでしょう。
それが「留学生」の(私は留学生の妻なのだけれど。汗。)性なのですね。
「一期一会」
改めて噛みしめた言葉です。
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