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のびのび暮らす

ジェントルマン

この前、のびたの学校の先生からお誘いがあった。
「CARNEGIE HALL」で有名なフォークシンガーが
オーケストラをバックにして歌うコンサートがあるのだそうだ。
そのフォークシンガーのことも
なぜオーケストラをバックにして唄うのかということも
いまいち分からなかった私たちだけれど、
のびたいわく、「CARNEGIE HALL」ってところは
伝統的なホールで有名な場所らしい。
せっかくの機会なので、お誘いにのることにした。

とはいえ、緊張していた私。
だって、のびたの学校の先生からのお誘いだもの
失礼があっては困る。
英語だって上手に喋れないし・・・。

当日。どきどきしながら、待ち合わせ場所へ。
ちょっと素敵な感じのcafeで
のびたの先生、ウィリアムズ先生に会う。

話をするたびに、私と目を合わせてニッコリ笑う、その先生。
英語が話せない私のことを気遣っているのがよく分かる。
話す英語も、私に分かるようなやさしい英語が多い。
のびたと学業についての専門的な話になっても、
必ず私も巻き込んで話をしようとしている。
注文する時だって、私たちが決まる様子を
静かにプレッシャーを与えずに待ってくれている。
これが「ジェントルマン」と思わずにいられない。
ガチガチだった私の心も、ほろほろと解けていく。
そして、支払いもかっこいい。
無職の私たちにお金は一切払わせない。
でも、「おごるね」とも絶対に言わない。
トイレに立った隙に、いつの間にか支払いを終わらせておく。
(とはいえ、その辺をかなり気にして観察するのが日本人!?
・・・すぐに「今払うんだ!」って気づいたのですが。笑。)
いくらかかったのかを相手に知らせない、その粋な心遣い。
さすが、ジェントルマン。

待ち合わせを兼ねた、たった1時間半過ごしたカフェの時間だけで
私はすっかりウィリアムズ先生の虜になったのでした。笑。

そしてその後。
メインイベントとなるコンサート。
ホールの立派さはもちろんのこと、演奏も唄も、本当に素晴らしいものでした。
ちなみに、オーケストラの最初に演奏した曲は
私が学生時代にもやったことのある楽曲。
(私、生粋の吹奏楽部員でした。)
そんなわけで、私は懐かしさまで味わっちゃった次第。
懐かしい音楽と先生の柔らかな会話のお陰で
私がさっきまで感じていた緊張はどこへやら・・・。
途中の休憩に交わす、先生とも会話も楽しく
すごく良い時間を過ごせたのでした。

こんなにも、人に緊張感を与えない
温和で楽しい、粋な人もいるのですね。
本当に本当に素敵な人に出会いました。

相手への気遣いや言葉遣い、おごり方・・・
私たち自身も見習わなくちゃなぁ〜と思うのでした。

今度は先生から頂いた「あったかい気持ち」を
私たちから誰かにプレゼントしていこうと思ってやみません。

これぞ「ペイフォワード(Pay it forward)」の世界です。

・・・世界を変えることできるかな。



(2007年12月21日)

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