大阪といえば、日本が誇る「粉もん文化」のマチ。そして北海道は新鮮な魚介にはじまる「食材天国」であります。
これらの土地をひんぱんに行き来する私は、常日頃からこのふたつの良さを融合、いわゆるフュージョンさせた味を考えてきましたが、やはりここは「お好み焼き」。これしかないであろうとの結論に達し、大阪からすすきののオークボ君に電話をかけました。
「モシモシ。ってことで粉は大阪で買っていくからさ、北海道のスバラシイ食材を使ったお好み焼き作ってよ」
「ナガイさん…また、わけわかんないタイトル付けましたね~。簡単にいえば海鮮お好み焼きでしょ!」
「違うよ!!…」
ヒトがせっかく何日もかけて練り上げた企画を「海鮮」のひとことで片付けるオークボ君が憎い。が、大きな声で「否」と返事はしたものの、実は頭の中ではホタテ、イカ、エビ、ホッキなどの海鮮しか考えていなかったのであります。
でもここで負けるわけにはいきません。「違うよ!!…」の「…」の間に私は懸命に考え、言葉をしぼり出しました。
「アスパラ…とか……ラム肉…とかさ~、あるっしょ、北海道らしい食材がっ!」
「ふ~ん、なるほど。それなら面白いかも」
ということで6月の某日、オークボ君の店でお好み焼きの賞味会を催しました。素材に吟味を重ね、制作したお好み焼きは3種類。
1枚目は「毛ガニ」。毛ガニ丸ごと1杯の身をほじり、キャベツとタネにまぜ合わせ、焼き込む。むちゃくちゃゴージャスであります。
「ジュワ~~~~~」
「おお、旨そう旨そう!」
声を上げ、ホットプレートの上を見つめてよだれをたらしているのは、当サイトの編集長にしてノーギャラ大魔王のワタナベであります。カニをほじっている間は、いっさいつまみ食い禁止の掟であったため、ビールだけガブガブ飲んで、おあずけ興奮状態になっているのです。
さて、待つこと15分。両面こんがりジュワ~状態になり、表面にソースを塗る場面になりました。毛ガニの味を引き立たせるため、ソースのかわりに「ポン酢」登場であります。ポン酢かける。
「ジュワ~~~~~」
「おおお、旨そう旨そう!」
マヨネーズ係突入、青のり投入、カツオブシ投入。素早く切り分ける。
最後に、ここがミソ。カニ味噌をトッピングします。
「おおおお~、旨い旨い」
焼けたカニの香ばしさに加え、丸ごと1杯の高級感。キャベツの甘味、ポン酢のさわやかさ。
1枚目、パーフェクトです。
(2枚目は次回に続きます)


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