「ねえオークボくん。タケノコ採りに行こうよ」
「ムリ。」
ふた文字で速攻断わられました。むかつく。
季節はタケノコです。焼きたてを皮をぺりぺりむいて食べたり、茹でたてをマヨ味噌でポリポリしたり、ご飯に炊いたり、みそ汁にしたり。
とても美味しくて、さまざまに調理できるタケノコを、なぜにオークボくんが採りに行かないかといえば、ひとえに採るのが困難だからです。笹竹のジャングルを虫に襲われながら、平泳ぎでかき分けながら進まねばならないのです。
「なにさフンッ。い~もんい~もん、ほかの人誘うから」
3日で20人くらい声をかけましたが、全部断わられました。タケノコ採りが、これほど世間さまに嫌われているとは夢にも知りませんでした。みんな食べるのは大好きなのに・・・。
ウド、タランボ、行者ニンニクなどは1人でも行きますが、タケノコだけは、1人で行くと遭難したときにヤバイのです。誰にも発見されず、野ざらしの白骨となり、ろっ骨の間からタケノコがにょっきり・・・そんな映像が頭に浮かびます。でも行きたいの。
決行予定前夜。とうとう1人も参加者が見つからず、も~あきらめて、今夜はとことん飲みあげてやる。そんな決心をしかけたその時です。
ギャルからOKのメールが届きました。やった! 続いてオークボくんの居酒屋の常連のおやじさま1人が参加表明。やったやった~!
衆院選投票前夜に組織票がどばっと転がり込んできた。そんな心境です。

山菜スタイルがとっても似合うおやじさまと、革マル風ギャル(二日酔い)の突撃タケノコ部隊。2人ともド素人ながら果敢に挑戦しウドとタケノコを段ボールひとつずつ採りました。

茹でて水に漬けたタケノコ。つやつや。

タケノコを採りに行かなかったオークボくんが作った「タケノコとクレソンを生ハムで巻いたカツレツ」

同じく「タケノコの田楽」。左からフキノトウ味噌、なんばん味噌、木の芽味噌。

同じく「タケノコの牛乳バター煮」
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