「聞いてよオークボ君。久々に原稿頼まれたんだけどサ、ノーギャラなんだよ~」
「ふ~ん。ところでナガイさん、今年はいつ山菜採りに行くンすか?」
「ワタナベっていうクサレ縁の男から頼まれたから、断れなくてさ~」
「ギョウジャニンニク、そろそろでしょ! わくわくっすネ」
さきほどから全然ハナシがかみ合っていません。
居酒屋のカウンターをはさんで、オークボ君は店主。私は飲みにきているお客さまであります。普通、店主は刺身など引きながら、酔客のグチをフンフンと聞いてくれるもんではないでしょうか。
でもオークボ君は聞くどころじゃありません。頭の中には春の山菜が咲き乱れているようなのです。
「だってナガイさん、もう引き受けたんでしょ。そんなのブツクサ言ったってしょうがないじゃないですか」
フン…、そんなもん自分でもわかってますよだ。 でもね、ものごとが成り立つまでの過程についてのハナシをね、そーゆーハナシを私は今ここでオークボ君に語りたいんです!
「ほらほら、コレ、新メニューっす。春ガツオのギョウジャニンニクそ~す」
●作り方●
ギョウジャニンニク茹でる刻む。
マヨネーズ、しょうゆ、ポン酢(少々)、刻みギョウジャまぜる。
春ガツオ厚めにスライスし、まぜたソースかける。
「んっ?イケるわ!でもコレ栽培もんでしょ。匂いが弱いよネ」
「だからさっきから言ってるでしょ。あとはナガイさんが山行って採ってきてくれればパーフェクトなんです」
「あ、そなの?よっしゃまかしとけ~!!」
さきほどまでのブツクサはどこへやら、私は上機嫌で酒を飲みながら、自分のギョウジャニンニクポイントへと想いをめぐらすのでありました。でもなんかオークボ君にウマくあやつられている気がするけど。
しかし、この前向きでほがらかなパワー、おもろい料理のアイデアは、いつかどこかで誰かの役に立つかもしれない…。決めた。このコラムはオークボ君をネタに、四季折々のオヤジ好きするメニューをご紹介する~そんな場所に育てて行きたいと思います。
ノーギャラだけど楽しくなってきました。(6月へつづく)


このブログ記事を参照しているブログ一覧: 5月〈春ガツオのギョウジャニンニクそ~す〉
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://spiritlink.80code.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/357
コメントする