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酒の一滴は血の一滴

「粋Z・艶雄・ちょいわるおやじ」

読めますか?
いずれも中年以上のお洒落な男性に対して用いられる表現です。

“ちょいわるおやじ”に関しては解説する必要は無いでしょう。ウィキペディアによると「雑誌『LEON』が提唱した、不良がかった中年男性(おやじ)のファッション。あるいは、それを範とする中年男性のこと。ちょいワルおやじや、チョイ不良おやじとも表記される。」と定義されています。つまり従来はお洒落というものに対して最も遠い存在であった中高年の男性が若い女性層より好感を得る事を目的とした一つの手段としてチョット不良っぽい(良く言えば野性的、ワイルド、逞しい)ファッションに身を包む事なわけです。

2番目の“艶雄”は“アデオス”と読まれ“ちょいわるおやじ”とほぼ同義ですが、若干違うのは“艶女(アデージョ:女性誌『NIKITA』によって造られた、モテる中年女性を意味する造語。30代で年収が800万円以上あるキャリアウーマン、もしくは月に30万円以上を自由に出来る主婦で、ファッションに気を使い色気がある大人の女性を想定している。)”と釣合いの取れる男性を指します。つまり、“ちょいわるおやじ”は誰でもなることは可能ですが“艶雄”となると相応の経済力や遊びのセンスが問われるのでランクは高くなります。
 
これが“粋Z(いきズィー)”となりますと更にハードルは高くなり55歳以上限定で青二才はお断りされてしまいます。料亭の個室での和食を好む傍ら、限定解除のバイクも乗りこなしてしまうというお洒落で格好よいスーパー爺ちゃんな訳です。糖尿病も痛風もあってはいけません。財布の中にスタンプカードなんか入っていてはいけないのです。老眼鏡さえも格好よく着こなしてしまう爺ちゃんです。そんなお爺ちゃんが果たして日本に何人いるのかと思いますが、憧れではありますね。

『LEON』、『Z』ともに中高年以上の男性をターゲットとしたファッション誌ですが、かなり売り上げを伸ばしているそうです。お洒落に対する感覚がここ数年で一段と高まってきている証拠なのでしょう。実際にこの文章を読まれている方の中にも何人か愛読されている方がいらっしゃると思います。
顔や身体にメスを入れたり注射することだけがAnti-Ageingではありません。いつもの服装を少し変えるだけで充分にSmart-AgeingでありCool-ageingなのだと思います。


(2007年06月28日)

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