「美肌の為のビタミンC」
昔からの常識で綺麗なお肌を得る為に「ビタミンC」は欠かせません。
更には今、何かと話題の活性酸素さえも除去してしまう優れもの。
母親がレモンスライスやキュウリの輪切りを顔に貼り付けている情景を記憶しているのは自分だけではないはず。
美容を目的に生野菜や果物を一生懸命摂っている婦女子は現在でも少なくありません。
たしかにビタミンCは肌のコラーゲン活性を高め、シミの元であるメラニン色素の排泄を促進し、更に産生を抑制するという美肌製造に欠かせないファクターの一つ。
しかし、落とし穴が一つ、二つ、三つ、四つ。
成人の一日に必要とするビタミンC量は50~100mgといわれています。
しかし、消化管に対する刺激が強く、大量摂取によって消化管粘膜をいため下痢になったり、吸収されきることなく排泄されてしまうのでこれを3回に分けて摂取するのが理想です。
では、サプリメントとして摂取するのはどうか。
ビタミンCはポリフェノールやカロテンと一緒にとることで活性が得られるので単独で摂取しても働いてくれません。
また身体全体がビタミンCを必要とするので、一生懸命摂取したとしても肌まで辿りつくのはホンノ僅かの量になってしまいます。
そこで、効率的に肌にビタミンCを叩き込むのにローションが開発されました。今は化粧品店のみならずドラッグストアやコンビニでもビタミンC配合化粧品が売られています。
そこで、二つ目の落とし穴。
肌の表面に直接ビタミンCを垂らしても何の効果も得られません。
レモン果汁を垂らしても美白になるどころか、果糖の影響でシミの原因にさえなってしまいます。
肌に良い影響をもたらしてくれるビタミンCは正確には
「ビタミンC誘導体(プロビタミンC)」
ビタミンCと呼ばれるL-アスコルビン酸にリン酸やイソパルミチン酸を結合させて安定化および吸収効率の活性化を図ったものです。
肌に吸収されてから初めてプロビタミンCがビタミンCへと変化し仕事をしてくれるのです。
以前、某ドラッグストアで可愛いレモンのイラストと共に「天然レモン果汁配合」と書かれたビタミンC配合ローションを見かけてビックラしてぶっ飛んだ事がございました。
落とし穴3つ目。
ビタミンCが効率よく吸収される濃度は4%以上といわれています。最も吸収効率の高いのは20%といわれたり、10%以上は変らないとも言われていますが、要するに「薄くっちゃダメだ」というのは明白です。
医薬部外品で定められているビタミンC濃度の上限は3%。
相場のお値段は5000~18000円。
当クリニックで扱っているローションは9%、3500円。(チョットCM)
今お使いのビタミンC配合化粧品、濃度は表示されていますか?
落とし穴4つ目。
いくら安定化されたビタミンCとは言っても、水の溶かされた状態では
いつまでも長持ちするものではありません。直射日光なんてもってのほか、少しでも長く安定してくれるように冷所保存が望ましい。
ただ、色々な化粧品コーナーを覗くたびに思うのですが、冷蔵庫で保管されているお化粧品って見たこと無いんですよね。中には日の良く当たる窓際に美白化粧品コーナーが設けられている施設もありました。
中に含有されている(とされる)ビタミンCは大丈夫なのかと心配になってしまいます。
お手元のビタミンC配合化粧品、大丈夫ですか?
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