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それでもまだ呑むのだ!

選ぶヨロコビ

われわれ一般消費者が「モノ」を購入するとき、たとえばそれが車であれ、服であれ、
はたまた食品であれ、なんらかの判断基準というものがある。
基準はとうぜん個々人によってマチマチであるが、質、量、味、色・形、
これらにブランドや産地などの(信頼度)が加わり、
瞬時に脳内で「さて、買いか否か?」をはじき出す。
ちなみにボクはmade in USAに弱い(食品除く)。

ボクが「むむむ・・・なかなかスルドイ値付けだなぁ」と、感心させられるものの筆頭に
「鮮魚」がある。
あくまでごくフツーのスーパーなどで購入するさいのはなしであるが、
たとえばホッケの一夜干しなどは398円、498円、680円などとグレードがあり、
たいていは大きさや厚み、産地などで値段の差別化がされているものだ。
で、お味のほうもやはりそれなりに差はある。
しかし、極稀に、いい意味で予想を裏切る、来日当初のバースやブーマーのような(つまり掘り出し物)、安いわりにうまい!にめぐりあうこともある。
そうなるとニンゲン、一度いい思いをすると「夢をもう一度!」ということになり、
二匹目のどぜう、ならぬ二匹目のホッケを求め、たちまち「めっけもんホッケハンター」
と化すのだ。ボクだけかもしれんが。

これと似たケースで「たらこ」がありますね。
しかし、こちらは焼いたりするホッケと違い、生で食することが多いだけにその味の差たるや歴然であり、とうぜん値段にも反映されている。
が、やはり極稀に「ヒットたらこ」というものが存在するのも事実なのだ。

ボクなりの「うまいたらこ」、というものは、あまりしょっぱくなく、粒がサラサラしているものと定義される。
その逆にやたらとしょっぱく、粒同士も「ネチ」っとしていてサラサラ感は皆無なものを「まずいたらこ」と位置づけている。
この手のブツはまず例外なく異常に赤い色をしている場合が多い。
しかるにたらこを選ぶ基準として、なるべく色がうすく、袋の中にかすかに余裕のあるもの、ということになる。これをラップでパッケージされた状態で見極めることになるのでなかなかにイマジネーションを必要とするのだ。
しかし、ついつい値段に負けて、仕方なく「異常に赤い」たらこを購入し、一口大に小分けしようと包丁を入れた瞬間、羊羹のようにストンと垂直には切れず、ちょっとつぶれ気味に粒がはみだす感触を得るやいなや、「!!んん!!・・・もしや」とあわててその端っこをつまみ、「う、うまい。・・・アタリだわ!うふっ」などとほくそえんだりもするのである。

札幌市内でも最近、大手スーパーが始めた、ネットで商品を選び、300円くらいの配達料で自宅まで届けてくれるネットスーパーなるものが話題になっているようでして、これはたしかにたいへん便利なものであるけれど、その便利さと引き換えに、先述のような「選ぶヨロコビ」は得がたいのではあるまいか、などと思うのであります。


(2009年01月29日)

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