「一人でしゃぶしゃぶを食べに行った」というSNSの日記を読んだ。
彼は結局のちに友人と合流したそうだがそれはあくまで予定外のこと。
当初からそのつもりで食べに行ったそうだ。
「独り酒」が苦手です。
ひとりで飲みに行くこともあるけど、それはあくまで店主やスタッフをすでに知っている(つまり顔馴染みの)店に限ります。
基本、おしゃべりなほうじゃない(と、自分では思う)けど無言で飲むのはどうにも堪えられないのです。
ほんとうののんべえではないらしい。
大学生の頃、友人と某焼き鳥チェーンで待ち合わせしたときのこと。
時間になっても友人は現れず、しかたなくカウンターで飲み始めた。
カウンターにはまばらにおとーさんが散らばっていた。
店内のモニターには巨人―阪神戦。
30分は過ぎたろう、ドブロクのピッチもあがり酔いもまわってきます。
どうにも落ち着かなくなってきた。
…つうか喋りたい!
隣ではおとーさんが野球の中継に一喜一憂。
いちいちコメントしているのだが(つまり独り言です)反応をみるや明らかに巨人ファン。
ボクは幼少からの虎○チ。まだ若かったせいもあり、おとーさんのコメントにちょっとイラっともきていたのだが、気がつけばそのおとーさんに話しかけていた。
しかも、あぁ、しかも、巨人ファンを装って。
掛布が三振しました。(いや、しやがった。)
「いやー、今のはいい球だねー、あれは打てんわー!かんぱーい!」
カケフヨ、スマン。ツギハウッテクレ
心の中で詫びたのでした。
「独り酒」が苦手です。

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